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ダイヤルMを廻せ動画無料のあらすじネタバレ見どころ感想

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ダイヤルMを廻せとは

初公開:1954年5月28日 (ニューヨーク)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
キャスト
Tony レイ・ミランド
Margot グレース・ケリー
Mark ロバート・カミングス
上映時間:88 分

映画「ダイヤルMを廻せ!」は巨匠ヒッチコック監督による不朽の名作サスペンスです。彼と黄金タッグを組んでいたグレース・ケリーが主演しています。
不倫をした資産家の妻を憎んだ夫が、第三者に彼女の殺害を依頼するストーリーです。元は舞台劇だった作品を映画化したもので、本作も緊迫感あるセリフ劇となっています。

ダイヤルMを廻せのあらすじ

仲睦まじく見える夫婦の、爽やかな朝の食卓でのキスシーンから物語が始まります。元テニスプレーヤーの夫トニーと、美しい妻マーゴ。しかし次のシーン、今度は赤いドレスのマーゴと別の男との熱いキスシーンが映し出されます。彼女は推理作家マークと不倫の恋をしていたのでした。

マーゴはマークに、見知らぬ人物からゆすられていることを告白します。駅でハンドバッグを盗まれ、中にあったマークからの恋文をネタに500ポンド要求されたのです。しかし金を渡す場所には誰もおらず、バックだけが彼女の元に戻ってきたのでした。

帰宅したトニーは妻とマークを外食に送り出し、自分は車の購入のための電話をかけます。やがて現れた売り主のレズゲイト。しかし彼の本名はスワンと言い、トニーの大学時代の知人でした。トニーはそれを知りながら彼を呼び出したのです。

マーゴの手紙を盗んだのはトニーでした。彼は妻の不倫の話をスワンにし、わざと手紙を床に落としてスワンに拾わせます。彼の指紋をつけるためです。そしてスワンが大学の会計をしていた時代に消えた100ポンドの話から始まり、スワンが家賃を踏み倒して逃げたこと、女性を殺害したことがあること、今も別の女性の資産目当てに悪事を続けていることを全て暴き、彼の弱みをたてに妻マーゴの殺害をスワンに了承させます。
決行は翌日の晩。夜23時に自分が電話して電話口に妻を誘い出し、スワンが後ろから襲うこと。部屋に入るための鍵は、家のドア正面の階段のカーペットの下に置いておくので、使用した後必ずこの場所に鍵を隠すこと、などをトニーは細かくスワンに指示します。

そして決行の夜。トニーはマークと男性の会合へと出かけます。自分のアリバイを作るためです。出かける前、トニーはマーゴの鍵をハンドバッグから抜き取り、階段に隠すのでした。

決行時刻なんとトニーの腕時計が止まってしまい、電話をかける時間に遅れてしまいます。少し遅れて電話が鳴り、起きてきたマーゴの後ろからスワンが襲い掛かりますが、とっさに手にとったハサミでマーゴはスワンを刺し殺してしまいます。

電話で異変を知り慌てて帰宅したトニーは、妻は助かり、スワンが死んでいるのをみつけます。慌てて妻を寝室に追いやって、スワンの持っていた鍵を抜き取り妻のバッグに戻すトニー。そして凶器となったマフラーを暖炉で燃やして代わりに妻のストッキングを目につく場所に置いたり、マークからの恋文をスワンの胸ポケットに忍ばせたり細工を続けます。その後やってきた警察はまんまと彼の小細工に騙され、マーゴは、恐喝犯を自ら招き入れ意図的に殺害した罪を着せられ、死刑を宣告されてしまいます。

そこで立ち上がったのが恋人マークです。彼は職業の推理力を発揮し、マーゴを助けるためにトニーが芝居を打つよう説き伏せようとします。そんな二人のところにハバード警部が現れます。マークは別室に隠れ様子を伺います。

警部の要件は、別の強盗事件についての聞き込みでした。マーゴ逮捕後金遣いの荒くなったトニーを怪しんでいたのです。隣室で聞いていたマークが青いバッグの中にある札束を発見しそれを警部にみせますが、決定的な証拠はなく、警部は部屋を出ていきます。自分のコートとトニーのコートを入れ替えてから。

間もなくトニーも出かけ、その後警部はトニーのコートにあったポケットの鍵を使って再び部屋に入ります。そして警部補に電話し行動を開始します。異変に気付いて戻ったマークも一緒に立ち会うこととなりました。

警部補に連れられてきたマーゴですが、彼女のハンドバッグにある鍵でドアは開きませんでした。その間警部とマークは息をひそめ様子を見守ります。やがて警部補と共にベランダから入るマーゴに、ハバード警部はトニーが彼女を殺そうとしたという事実を告げるのでした。

ハバードはマーゴ逮捕後に金遣いの荒くなったトニーの通帳を調べようと、朝部屋に忍び入ろうとしたのですが、その際マーゴの鍵が部屋の鍵穴に合わないことに偶然気づいたのでした。バッグにあったのは、スワンの家の鍵だったのです。真実に気づいた警部は、その後本物の鍵がいまだに階段に隠されていることを突き止め、マーゴがその隠し場所を知っているかを試したのでした。

事情を知らず帰宅したトニーですが、彼のポケットに鍵は当然なく彼は警察署に向かいました。マーゴのハンドバッグの鍵をもらうためです。警部はいちはやく部下にマーゴのハンドバッグを警察署に戻し、トニーが来たら渡すように指示します。

緊迫する中、再びトニーが帰宅します。マーゴのバッグから取り出した鍵が合わないことに気づいたトニーは、また出て行こうとします。警部たちが絶望しかけた時、何かに気づいた様子のトニーは慌てて部屋へ踵を返しました。階段のカーペットの下をじっとみつめています。そして息をのんで警察が待っている中、鍵の音と共にドアが開かれ、真実は暴かれたのでした。

ダイヤルMを廻せの見どころと感想

数名の登場人物に絞られた中での、緊迫感あるセリフまわしは最大のみどころです。私は数年ぶりに観直したのですが、あまりの濃密な面白さに続けて三度も観返してしまいました。全く飽きさせることのない、幾度観ても味わい深い名作です。

不倫をするマーゴ。しかしトニーの利己的な非道さをみて、罪を実行する前から彼の性格に問題があったであろうことを私達は容易に想像することができます。そのため最初から美しいマーゴに私達は心おきなく味方できるのです。しかし極悪人トニーにも同情せずにはいられません。彼があまりに間抜けているからです。数々の不運に振り回され冷や汗をかくトニーの姿はユーモラスで、ドロドロしたテーマであるはずの”妻殺し”が極上の娯楽作品に仕上がっているのですから、さすがヒッチコックです。

クセの強い脇役の演者も見事です。どこかのほほんとしたマークはサスペンスを和ませてくれますし、ハバード警部はクライマックスを見事にひっぱりきってくれます。余談ですが、彼は麗しのサブリナの父親役も名演しており、この時代の名画を支える重要な名脇役なのです。そこにかわいそうな悪役のスワン、そして宝石のように美しいグレース・ケリー。主要人物はたったこれだけ。最上級の脚本を演じきった彼らの演技力は本当に素晴らしいです。

鍵の受け渡し、というレトロでアナログなトリック。でもそこには今の私達にも通じる人間性があります。単純で、そんなばかなと思うことにこそ、変わらぬ人の世の真実が見えることをこの映画は教えてくれます。

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