言の葉の庭の動画フル無料のあらすじ
靴職人を目指す高校生のタカオ。
雨の降る日は決まって、午前中の授業を休みこの公園へ来て靴のデッサンをしている。
ところが今日は、女性が先に座っていた。
どこかで見たような気がして声を掛けるが、否定をするも彼女は言葉を残し去っていった。
「鳴神の 少し響いて さし曇り 雨も降らんか 君を留めん」
（なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらんか きみをとどめん）
夜、タカオは部屋でいつものように靴作りに励んでいる。
彼女の言葉が頭から離れず、兄に聞いてみるが分からない。
また雨の日。今日も彼女が先に来ていた。
「学校はお休み？」と聞かれたタカオが、「あなたこそ会社は？」と返すと
「またさぼっちゃった。人間なんてどうせどこかちょっとずつおかしいんだから」と彼女。
不思議な魅力に惹かれていくタカオ。
梅雨に入り、２人の時間は増えていく。
ある日、タカオは靴職人になる夢を初めて彼女に話した。
現実味の無い話しだと思われるのが嫌で、人に話したのは初めてだった。
１５歳のタカオにとって、自分を違う場所に連れていってくれるのが靴作りだった。
靴職人の専門学校に通う為、バイトに明け暮れ家でも靴を作り続けていた。
社会とか、彼女のいる世界を考えると、自分がとても子供じみた場所にいるようで焦りを感じていた。
夜眠る前、朝、目を開く瞬間、気づけば雨を祈っていた。
ある雨の日、ユキノは駅まで来るが今日も電車に乗れなかった。
タカオの通う学校の教師をしていたユキノは、ある生徒から嫌がらせを受け体調を崩し休んでいた。
そして公園に向かう。
ユキノも、少しずつタカオに惹かれていた。
タカオは、今作っている靴がうまくいかない事を彼女に話し、足の形を見せて貰う。
彼女は、少しだけ自分の事を話した。
「私ね、うまく歩けなくなったの。」
タカオは彼女の事を何も知らない。名前も。それでもどうしようもなく惹かれていく。
梅雨が明けた。
まるで誰かがスイッチを切り替えたみたいに雨が降らなくなった。
晴れた日、公園で本を読むユキノだが、晴れた日のここは知らない場所みたいだった。
タカオはバイトに明け暮れ、雨が降らないとあの場所へ行く口実がなくなった。
会えなくなる２人。
夏休みに入り、さらにバイトに明け暮れるタカオ。
「あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作る。」
彼女に会いたい気持ちを抑えながら、靴作りに打ち込んでいた。
ユキノも、前に踏み出せない自分と戦っていた。
夏休みが明けて学校が始まる。
退職手続きに来たユキノと、偶然廊下ですれ違うタカオ。
友達から、そこで初めてユキノ先生の事情を知る。
嫌がらせを起こした３年の先輩達の元へ行き、殴りかかるタカオ。
先輩に敵うはずも無いが、自分の気持ちに素直になる。
晴れた日、公園に行ったタカオはユキノを見つける。
あの日残した言葉の歌を返す。
「鳴神の 少し響いて 降らずとも 我は留まらん 妹し留めば」
（なるかみの すこしとよみて ふらずとも われはとまらん いもしとどめば）
雨が降ってくれたら君はここにとどまってくれるだろうか、という歌に対し、
雨なんか降らなくてもここにいるよ、という返し。
強い雨が降り出す。
ずぶ濡れになった２人は服を乾かす為にユキノの家へ。
２人の距離がこれまで以上に近づく。
「今まで生きてきて、今が一番幸せかもれない」と感じる２人。
タカオはユキノに告白をするが、
「ユキノさんじゃなくて、雪野先生でしょ」と一線を引き、来週四国の実家に帰る事を告げる。
「私はあの場所で１人で歩けるようになる練習をしてたの。今までありがとう。」
タカオは、乾かないままの服に着替え家を出る。
言葉とは裏腹に、気持ちを抑えられないユキノはタカオを追いかける。
感情的になったタカオは、さっきの告白を取り消す。
「あんたが教師だって知ってたら靴の事も言わなかった。
俺が誰かに憧れたって、そんなの届きっこないって分かってたんだ。」
精一杯の強がりだ。
ユキノも、自分の気持ちを抑えきれずにタカオに抱きつく。
自分自身も心に傷を負い、あの場所でタカオに救われていた事を打ち明ける。
お互いを受け入れ分かり合う２人。
しかし２人の別れは避けられない。
それぞれの生活に戻り、季節は変わっていく。
雪が降る頃、四国に戻り教師を続けていたユキノから手紙が届く。
あの公園で手紙を読むタカオの隣には、あの人の為に作った靴があった。
「歩く練習をしていたのは、きっと俺も同じだ。いつかもっと遠くまで歩けるようになったら、会いに行こう。」
言の葉の庭の動画フル無料の見どころ感想
https://www.youtube.com/watch?v=NgxTYCbr-K4
見どころは、何と言っても新海誠の作り出す綺麗な映像美です。
多くが雨の描写ですが、雨一粒一粒の動きや情景を細かく再現した映像は、とにかく美しい。
アニメなのか、実写なのか分からなくなるぐらい。
多分、音を消しても無声映画として成り立つんじゃなかいかと思うぐらいに圧倒的な美です。
それに、説明のない情景だけのシーンも多くあります。見せる技術と言うんですかね。
事細かく説明されるよりも、タカオとユキノの言葉や心情を勝手に色々と想像できるので、それも楽しみの一つです。
そして、ヒロインのユキノ。
男なら誰もが、あの日抱いた大人の女性への憧れを思い出すはずです。
個人的には、２人は今後も結ばれる事は無いんだろうなと決め付けちゃってます。
結ばれない淡い恋だからこそ、綺麗なままで一生残っていくんだろうな、と。
頑張れタカオ！でも、これ以上は進んではいけないぞ！！って。
そうやってみんな大人になっていくだろうな、と。
エンディングで流れる、秦基博のＲａｉｎ(レイン）も本当にいい味を出しています。
新海誠の作品は、このエンディングの落とし方が絶妙ですよね。
「秒速５センチメートル」を見た人なら、特に分かってくれると思います。
上映時間が５０分弱という事もあって、アニメが苦手な人にも入りやすい作品だと思います。
ぜひ、新海誠ワールドにのめり込んで下さい。
言の葉の庭の動画フル無料視聴方法それは
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2002年公開『ほしのこえ』
2004年公開『雲のむこう、約束の場所』
2007年公開『秒速5センチメートル』
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