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わろてんか

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「わろてんか」の相関図キャスト

第7週のキャスト


藤岡てん(葵わかな)
北村藤吉(松阪桃李)
武井風太(濱田岳)

伊能栞(高橋一生)
藤岡儀兵衛(遠藤憲一)
藤岡しず(鈴木保奈美)

藤岡ハツ(竹下景子)
藤岡新一(千葉雄大)
藤岡りん(堀田真由)

トキ(徳永えり)
北村啄子(鈴木京香)
秦野リリコ(広瀬アリス)

キース(大野拓朗)
アサリ(前野朋哉)
万丈目吉蔵(藤井隆)
万丈目歌子(枝元萌)
岩さん(岡大介)

寺ギン(兵頭大樹)
喜楽亭文鳥(笹野高史)
亀井庄助(内場勝則)
杉田楓(岡本玲)

「わろてんか」動画第40話のあらすじネタバレ

伊能と文鳥の関係

てんをめぐってライバル同士と思われた藤吉と伊能は、置かれている環境は違うものの、大きな夢を持ちそれに向かって進んでいる。と言う点で一致していました。

そのため、二人は意外にも意気投合。伊能は藤吉が寄席に出演してくれそうな落語家が見つからず苦労している事を知ると、文鳥師匠に会ってみると良い。とアドバイスをくれました。

文鳥師匠は落語界の大御所で、古典落語を推奨している伝統派のトップでもあります。伊能としても、文鳥師匠を薦めるには、それなりの理由があるはずです。

しかし、伊能と落語、ましてや落語界トップである文鳥師匠との接点など無いように思います。

そんな時、落語のチラシを目にしたてんはあることに気が付きました。てんは、チラシを手に慌てて藤吉の元へ駆けて行きました。

まだ寝ていた藤吉をたたき起こすと、これを見て。と藤吉にチラシを差し出します。

藤吉が半分寝ているような状況でそのチラシを見ると、そこには“伊能”の文字。なんと、伊能の実家である伊能製薬は文鳥師匠が出演する落語会のスポンサーだったのです。

文鳥にをひるむ藤吉

やはり伊能は、文鳥師匠ならば手応えがあると感じたからこそ、てんに文鳥師匠の事を話したのでした。

てんは大喜びで、藤吉に伊能のツテで文鳥師匠に会うように薦めました。

しかし、文鳥師匠は藤吉の憧れの落語家です。藤吉にとっては雲の上の人。そんな師匠と会う事など出来ない。とひるんでしまっています。

しかしてんは、こんなチャンスは二度とないかもしれない。このチャンスをものにしよう。と藤吉を説得します。そして、藤吉は文鳥師匠に会う決意をしました。

文鳥との対面

こうして、藤吉は伊能と共に文鳥師匠を訪ねました。文鳥師匠と伊能は古くからの顔見知りのようで、伊能が幼かった頃のエピソードを話しあい二人で大笑いしています。とても和やかで良い雰囲気でした。

しかし、本題の寄席出演の話のなると文鳥師匠の態度は一変。自分達が出演する寄席は、その寄席なりの色を持つ寄席と決めている。

独自の個性がない寄席に出るつもりはない。色を持っている寄席ならば端席だろうが喜んで出演する。

風鳥亭に色はあるのか?と聞いてきました。藤吉はその問いに対して答える事が出来ませんでした。

藤吉は、笑いの色が茶色だと認識してたはずに答えらなかった。これは、藤吉が目の前のことで頭がいっぱいで、寄席に対する自分なりのビジョンを見失っていたからかもしれません。

風鳥亭は開業したばかりで今はまだ色を持つまでに至っていないにしても、将来の理想像がハッキリと見えていたら、こんな寄席を目指している。と答えるだけでも文鳥師匠の対応は違ってきたように思います。

藤吉を励ます伊能

帰り際、藤吉は意気消沈してしまいました。自分と比べて伊能は何でも持っていて、自信にも満ち溢れている。

そう考えると自分が情けなく思えてきます。そして、伊能に対して思わず本音をもらしてしまいました。

そんな藤吉に対して伊能は、でもてんさんは藤吉を選んだ。と悔しそうに話しました。

伊能は、てんが自分より劣っている人を選んだなんて思いたくない。だから藤吉には自信を持って生きて欲しい。そんな思いを抱いているようでした。

万丈目苦肉の芸

風鳥亭は相変わらずお客がいない状態です。芸人仲間達の間にも不安が広がっていきました。

いくら仲間の藤吉が席主を努める寄席といえども、自分の生活が第一です。そんな中、アサリが他の寄席に出演するために出て行ってしまいました。

ただでさえも芸人不足の風鳥亭です。アサリが抜けた穴を埋めるのは大変な事でした。

そのうえ、残った芸人達もレパートリーは少なく、十八番芸しかないような状況です。

てんは、アサリの出番を埋めるため万丈目に何とかして欲しいとお願いしました。

しかし、万丈目は“後ろ面”しか持ち芸がありません。困り果てた万丈目は、お面を後ろではなく普通にかぶり“表面”として演技。大ブーイングに終わりました。

啄子の思わぬ言動

このまま風鳥亭の仕事だけに専念していては寄席も生活も立ち行かなくなる。そう考えたてんは、再び縫いものの内職を始めました。

しかし、昼間は風鳥亭で働きづめのてんです。夜なべしながらついつい居眠りをしてしまいました。

仕上げなければならない仕事があり焦ったてんでしたが、仕立てていた着物は出来上がっていました。

台所に目をやると、啄子が朝食の支度を始めていました。

啄子は、てんが目覚めた事に気が付くと、自分がまた天秤棒を担ぐ。と言うのでした。

わろてんか40話の感想

てんの様子を目の当たりにした啄子さんは、さすがに傍観しているわけにも行かなくなったのでしょう。

そこが啄子さんの良いところ。猪突猛進。やると決めたらなんとしてもやり抜く。相変わらずブレていないです。

藤吉が伊能様を“栞”と名前で呼んでいたのには驚きました。出会った頃はライバル心むき出しだったのに、短期間でここまで親しくなれるなんて。

タイプが違うような藤吉と伊能様ですがベースには共通点があるのかもしれません。

「わろてんか」動画第40話の見どころ感想気になったこと

藤吉と文鳥師匠は似ている

文鳥師匠はやはり大御所ですね。端席だろうがハヤって入ろうが、関係ない。師匠なりの信念をもって出演する寄席を選ぶ。しかも、その条件は寄席に色があるかどうか。だなんて。まるで禅問答のようです。

しかし、以前藤吉はてんに出会った頃、笑いの色は茶色だとキッパリ言っていました。それは、藤吉が笑いを大好きだし、笑いの事を藤吉なりに理解していたからこそ、目に見えない笑いの色をハッキリと答えられたのでしょうね。そんな藤吉だから、自分の夢である寄席の色ぐらい答えられると思いました。それだけに、こんな結果になってしまった事が残念です。

このようなことを意識している文鳥師匠は、どこか藤吉と似ている気がします。

藤吉のやる気と芸人達の葛藤

今回、藤吉の意思の固さや頑張る気力が増す一方で、キース達芸人の心の葛藤や切羽詰まった感じが増している様子が分かり、とても複雑な気持ちになりました。

藤吉には寄席を頑張って貰いたい。でも、ただ同然で働かされている状態となっている芸人達の苦しさも分かる。だからこそ、見ていてこちらも苦しくなりました。

そんな藤吉や芸人達を必死で支えようとしているてんの姿も、相変わらず健気で泣けてきました。

そして、そんな苦労をしているてんを、藤吉の母が優しく手助けしてくれるようになっているのが、見ていて心が温かくなりました。

空回りの思いと窮地の風鳥亭

伊能に紹介され、落語家の大御所・文鳥に出演を依頼しに訪ねた藤吉ですが、ツテを頼りに依頼しにくるなんて筋違いだと言われ意気消沈します。

その後も風鳥亭の人気は出ることなく、客足はさらに遠退きます。啄子が一目置いていたアサリまでいなくなり、ますます窮地に立たされる風鳥亭。

てんはどうにかして家計を助けるために内職を再開しました。その姿を見た啄子はある決断をするのでした。

どうにか風鳥亭を立て直して軌道にのせたい藤吉の思いは伝わるのですが、頑張れば頑張るほど空回りになってしまい報われないことに心配になってしまいます。

てんの前向きさに本当に救われる思いです。

人生はうまくいかないことの方が多い

すっかり意気投合した藤吉と栞様ですが、そんな栞様からの提案で噺家の頂点といわれる文鳥師匠に会いに行くことになりました。

たじろぐ藤吉…それをおしりをたたいて会いに行け!というてん。だんだんとてんの気性も強くなってきましたね。

風鳥亭のためですからね。ところが文鳥師匠からは自分の寄席の「色」を確定してから会いに来るのが筋。つてを頼っているようではダメだといわれてしまいました。

栞様も、かつての仕返しをと思っていたのに相手が上手だと悔しがりましたね。クールで雲の上の人という印象がここにきて崩れましたね~。

藤吉も意外そうでした。寄席はどんどん人が入らなくなり、ついにアサリさんまで逃げ出してしまいました。

寄席を続けることができるのか?ドキドキですが、吉本新喜劇の様な劇場になるまでどれくらいの紆余曲折があるのかな?楽しみですね!

「寄席の色は何?」まだ最初の一歩が始まったばかり

芸人が集まらず、寄席が繁盛しません。すぐには無理ですよね~「伊能栞」のつてで、大看板の「文鳥師匠」に会いに行きますが、「お宅の寄席の色は何か?」と、切り返されます。

どういう寄席にしたいのか?まだ腰が定まっていないところを、見抜いているのですね。

「ごりょんさん」が動き出しました。「てん」に縫物の夜なべ仕事はもうやめて、「藤吉」の手綱を取り、寄席を繁盛させることに専念しなさいとのこと。

この「ごりょんさん」の後押しにこたえなければ!

「伊能栞」の「人生なんてうまくいかないことばかり。一つで良いからこれだけはやり遂げたというものが欲しい」という言葉が、この話の終着点なのでしょうが・・今は、そのためにはさぁ、どうするの?

「寄席の色」って、いったいどうすれば?・・まだまだ最初の一歩が始まったばかりです。
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