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映画「ただ君を愛している」キャスト
瀬川誠人(玉木宏)
大学1年の入学式の日に、静流と出会う。
小さい頃からお腹の病気で常に塗り薬を塗っており、その匂いが気になり人と距離を置いて生活していた。
写真を撮る事が好きで、1人暮らしの家には暗室がある。
里中静流(宮崎あおい)
小さくて子供のような、明るい女の子。
誠人を好きになり、写真を撮り始める。
主食はドーナツビスケット。
遺伝性の病気を持っていた。
富山みゆき(黒木メイサ)
誠人と同じクラス。美人で男女共に好かれるタイプ、クラスのマドンナ的な存在。
結婚に憧れ、授業中にウエディング雑誌を見ている事もある。
その他のキャスト
関口恭平(小出恵介)
井上早樹(上原美佐)
白浜 亮(青木崇高)
矢口由香(大西麻恵)
映画「ただ君を愛している」概要
大ヒットした「いま、会いにゆきます」の原作者、市川拓司の小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」を映画化。
2006年10月に公開された恋愛映画である。
監督は「君の手がささやいている」など、ヒットドラマを手がける新城毅彦。
主題歌は大塚愛の「恋愛写真」。
映画「ただ君を愛している」のあらすじネタバレ見どころ感想
入学式の日、横断歩道での出会い
6年前の、大学の入学式。瀬川誠人(玉木宏)は式に出席せずに、立入禁止の札がかかった森の中をうかがっていた。
そんな時、車のクラクションの音が聞こえ、道路に出てみると1人の女の子が横断歩道で手を挙げている。
「あのさ。もうちょっと行った先に押ボタン式の信号があるんだけど。そっちから渡ったほうがいいと思うよ」
誠人は優しくその子に教えてあげた。
その女の子は同じ大学の入学式に向かっていた、里中静流(宮崎あおい)だった。
小さくて細くて。眼鏡をかけていて、まるで少女のような静流。
誠人が教えてあげたのに、振り返るとまだ手を挙げて立っている。
「気にしないで、ちょっと確かめてみようと思って。それでも待ってくれる親切な人っているかいないか」
そしてまた、すくっと手を挙げている。
それをじっと見ている誠人。そして鞄からカメラを取り出し、手を挙げている静流の写真を撮った。
学食で静流と再会する誠人
誠人は小さい頃からお腹に病気があり、いつも塗り薬を塗っていた。その薬のニオイがずっと気になっていて、人と少し距離をとって生活していた。
ある日、人の少ない時間に学食でご飯を食べていた誠人の元に、静流がやって来た。
どうして横断歩道で写真を撮ったのかという静流に、なんとなくと答える誠人。
彼女は慢性鼻炎らしく、他の人の100分の1くらいしか、ニオイが分からないと話し始める。
それを聞いて、すごくホッとしている誠人。
そして彼女は、鞄からビスケットの袋を取り出し、食べ始める。
「食べる?美味しいよ。ドーナツビスケット!私の主食!」
私達、友達になろうと言う静流。
あれからまだ、あの横断歩道を渡れていないという静流に、渡り方を知っていると言う誠人。
森の中で鳥を追いかける2人
朝早く、まだ車が全く通っていない時間に、静流を連れて行く。
「すごーい!渡り放題だ!」と笑いながら、横断歩道を渡る静流。
そして誠人の周りをクルクル回っている。
そんな静流の無邪気な姿に、戸惑う誠人。
子供みたいで、無邪気に飛び回っていて可愛いい♪
そして誠人は静流と別れ、あの立入禁止の看板がある柵を乗り越えようとしていた。
そこへ静流が追いかけて来て、2人で中へと入って行く。
森の中を見渡しながら、写真を撮る誠人。
鳥の鳴き声がし、「見て!」と静流が指を指す。とても尾が長い鳥!
写真を撮ろうとするが飛んでいってしまい、2人は追いかける。
森の奥へ進んでいくと、目の前には美しい湖が広がっていた。
そこで鳥を見つけたが、また飛び立ってしまう。
鳥をおびき寄せるために、誠人に肩車してもらい、木の枝にドーナツビスケットをかけていく静流。
「ねえ、誠人はキスしたことある?」と聞く静流に、見栄をはり「あるよ」と答える誠人。
そして静流を下ろし、あまりの軽さに驚いたと言う誠人。
ドーナツビスケットしか食べない静流。それでも栄養は足りている、私に足りないのは成長ホルモンだと話す静流。
夜、家に帰り、暗室で写真を現像している誠人。出来上がった写真を1枚ずつぶら下げていく。
その中に、あの入学式の日の静流の写真もあった。
誠人がみゆきを好きだと気づく静流
いつものように学食で1人、食事をしていた誠人は同じクラスの富山みゆき(黒木メイサ)から「あっちのテーブルに来ない?」と声をかけられる。
思わず立ち上がる誠人!誠人は入学以来、ずっとみゆきのことが好きだったのだ。
そして皆がいるテーブルへ移動し、男女6人のグループでワイワイ盛り上がる。
みゆきの笑顔を、じっと見つめている誠人。
誠人の姿を見つけ、笑顔で駆け寄って来ていた静流の顔が曇った。
そして俯いて、違うテーブルに静かに座り、首からかけていたカメラをそっとテーブルの上に置く。
静流は、誠人がみゆきの事を好きだって、気がついてしまった。静流は誠人のことが好きなのに。
誠人の家にやって来た静流
それから誠人は、お腹の薬のニオイを気にしながらも、みゆき達のグループで学校生活を楽しむ日々が続いた。
喧嘩をしながらも、静流は誠人から写真を習い、2人であの森の風景を撮影していた。
そしてその帰り、現像の仕方を教わりに誠人の1人暮らしの家へ行く静流。
部屋の中をキョロキョロ見渡し、とても嬉しそうな静流。
置いてあったお腹の薬を見つけ、ビンの蓋を開け「ねぇ、これ何?」と聞きニオイを嗅いでいる。
「勝手に触らないように」と慌てて隠す誠人。
静流は薬なのに、何か変なものと思ったみたいで、「男の子だもん、そういうのも使うよね」って言ってたのが面白かった。
そして暗室で現像を教わる。暗室にあった自分の写真を見て、静流は「わあ!」と笑顔になる。
「またいつでもおいで」と言う誠人に、とても嬉しそうな静流。
誠人は写真も早く現像できるし、という気軽な感じで、あんまり深く考えていないっぽい。
「そのうちさ、誠人が撮りたくて撮りたくてしょうがない女になるから。もう家中、私の写真だらけになるから」
でもせめて、眼鏡を外せるそうになるまで待ってと言う。
「大人になって良くなったら外せるようになるって病院の先生が言ったの。ほら、前に言ったでしょ?私に足りないのは成長ホルモンだって」
「本当に成長するのかなぁ?」
「するよー!胸だって膨らんで、お尻だって丸くなって。歯だって生え変わるんだから」
なんとまだ、奥歯に乳歯が残っているという静流。
「大人の女性になって、胸のこーんなに開いた服着て、誠人の前でセクシーなポーズ決めて。私がこの眼鏡を外した時が、誠人が心からびっくりする時なんだからね!」
誠人はあまりその姿が想像できない様子。
結婚に憧れるみゆき
その頃、みゆきと並んで2人で授業を受けていた誠人は、みゆきとずっと一緒にいたくて薬を塗るのを止めていた。
みゆきは授業中にウエディングドレスの写真を見ていた。
とても結婚に憧れているみゆき。
でも誠人は、自分は結婚なんてしないと思うと言う。
「瀬川君は1人分の幸せをその手に持ってるの。その幸せを待ち受けている女の子がこの世界のどこかにいるの。だから瀬川君が持っている幸せを、その子にちゃんと渡してあげないと」
そうみゆきは言って、また雑誌を見ている。その横顔を見て笑みを浮かべている誠人。
2人だけの森にみゆきを連れてくる誠人
いつもの森で、静流が1人で写真を撮っている。
向こうから誠人の姿が見えたので手を振ると、後ろにみゆきも歩いていた。
一瞬にして、静流の顔から笑顔が消える。
「ここの話したら、みゆきも来てみたいって言うから」と笑顔の誠人。
静流は逃げるようにその場所から走って行く。慌てて追いかける誠人。
「なんであの人連れて来たりしたの!?ここは2人だけの場所じゃなかったの?」
驚く誠人。静流は泣きそうな顔をして、その場から立ち去ってしまった。
みゆきと仲良くなる静流
次の日、誠人は気になって静流を探すが、教室にも食堂にもいない。
静流は図書館へ行き、勉強しているみゆきの前の席に座った。
そっとみゆきを観察する静流。
と、突然、「あ!アメジスト!」と、みゆきが身につけていたネックレスを見つけて叫ぶ。
驚くみゆき。
誠人が見つけた時は、2人は外のベンチで仲良さそうに石の話をしていた。
「ちょ、ちょっといい?」と静流を連れて行く誠人。
「何やってんの?なんでみゆきと一緒にいるの?」
なんか仲良くなっちゃったという静流。
「私はただ、好きな人が好きな人を、好きになりたかっただけ」
そんな静流に驚く誠人。じっと誠人の顔を見ている静流。
大学3年の秋、静流が家出をする
それから、誠人とみゆき、静流と3人で過ごす日々が大学3年の秋まで続いた。
皆、就職活動を始めていて、みゆきは父親のコネで海外での仕事が決まっていた。
誠人と静流はどうするか決まっていない。
誠人がパソコンで仕事を検索していると、大きな鞄を持った静流を見つける。
声をかけると、家出をしてきて、大学の部屋で寝泊まりするつもりだという。
不動産屋に行ったが、子供扱いして全く貸してくれないという。
納得する誠人。笑
「だったらうちに来ればいいのに」と言い、静流は誠人の家に行くことになる。
静流を女性として見ていない誠人
久しぶりに誠人の家に来た静流。
みゆきに悪いと来るのを遠慮していたみたい。
2人は早速、暗室で写真の現像を始める。静流は最近、風景より人物の写真を撮っているという。
静流がお風呂に入っている間に、お腹に薬を塗る誠人。
ふと静流のリュックから、処方薬の袋が見えているのを見つける。
出てきた静流に「どこか悪いの?」と聞くが「やらしいな、女の子の薬、勝手に見ないでよ」と慌てて隠されてしまう。
そしてベッドで寝ていいよと言う誠人に、「初めてなの、よろしくお願いします!」と頭を下げ、誠人に抱きつく静流!
お金がないし、体で払う覚悟が出来てると言う。
「あの、ヌルヌルしたの、使ってもいいよ」と言う静流に笑っちゃった!
あれは普通の塗り薬だよ。笑
「ちょっと待ってよ!そういうつもりで泊めたんじゃないから。そういう気は全くないから」と慌てて言う誠人。
誠人がそうしないのは、自分が全然成長してなくて胸もないからだと言い、誠人を突き飛ばし大きなクッションで寝ると言う。
「あとで後悔しても知らないからね!私が成長して、何であんないい女、抱いておかなかったんだろ?って」
「おやすみ」と電気を消す誠人。
「バカ!バカ、バカ、バーカ…!」と言っている静流の方を見て、笑いがこみ上げ、声を潜めて笑う誠人。
静流の弟は遺伝性の病気で亡くなった
朝、玄関を出て「私、先行くから。こんなとこ、誰かに見られたらマズイでしょ?恋の邪魔までしたら悪いと言う静流。
誠人が後ろから歩いていくんだけど、静流が遅くて後ろで笑っている。
なんかすごい微笑ましいんですけど☆
そして夜、静流は誠人に手料理を作っていた。
家でずっと料理を作っていて、弟の世話もしていたという。
料理を作る静流を写真に撮っている誠人。
静流は弟が1人いて、その弟は1週間前に病気で亡くなってしまったという。
家に居づらくなって、父親と喧嘩をしてそのまま飛び出してきたらしい。
「何の病気で?」
「恋すると死ぬ病気。ウソ、遺伝性のもの。お母さんも同じ病気で死んだんだ」
ご飯が出来上がり、2人で乾杯して食べ始める。静流も食べている。
それをじっと見ている誠人。「何?」
「いや、ドーナツビスケット以外のものを食べるの初めて見たからさ」
「これからはどんどん食べて、どんどん成長するんだから。胸だってこーんなに大きくなって」
「だってもう21だし」「するよ!成長するよ!」「はいはい」
「誠人のバカ!」
そう言いながらも美味しそうにご飯を食べている2人。
みゆきとデートする事になる誠人
みゆきと一緒に授業に出ている誠人。
今日は私の誕生日だとみゆきから告げられ、忘れていたと謝る。
みゆきは今度の日曜日、ウエディングドレスのコレクションに付き合ってほしいと言う。
家に帰り、時々ニヤニヤしながらカメラの手入れをしている誠人。
どうせみゆき絡みで何かいいことがあったんだろうと言う静流。
それより誠人は、カメラマンになろうと思うと伝えた。
静流の写真を見てそう思ったという。
そして腕試しとしてコンクールに応募すると言うと、静流も出してみると言い出す。
じゃあコンクールの作戦会議をしようと盛り上がる静流。
今度の日曜日に写真を撮りに行こうという静流に、誠人はその日はみゆきと約束があると打ち明ける。
「誠人は悪魔だよね。人を喜ばせるだけ喜ばせておいて、地獄の底に突き落とすんだから」と怒るが、誠人を見て
「いいよ、行ってくればいいじゃん。その瞬間、あたしの失恋は決定するんだから。私よりもみゆきを選んだ瞬間に」と言った。
それから静流は、着て行く服や当日の注意などを誠人にアドバイスするのだった。
お腹の薬を静流がこっそり入れてくれていた
日曜日、スーツを着て静流の前で照れ笑いをしている誠人。
トイレでお腹の薬を塗ろうとしたが止めた。
家を出ると、静流が革靴を持って、誠人を追いかけて来る。
「行ってらっしゃい、気をつけてー!」
誠人のスニーカーを持って、大きく手を振っている静流。
会場に着いて一緒にショーを見る誠人とみゆき。
ウエディングドレス姿のモデルを、うっとりした顔で見ているみゆき。
その頃、静流は1人で、あの初めて会った日の写真を見ていた。
誠人は急にお腹が痒くなり始め、トイレへ駆け込む。
お腹を見て、薬を塗ろうと思うが今日は持ってきていなかったはず、とポケットを探る。
すると、ポケットの中から、小さい小瓶に入った塗り薬が出てきた。
静流が誠人のために、入れてくれていたのだ。
その薬見つめ、慌ててお腹に塗る誠人。
家ではその頃、1本だけ残っていた静流の乳歯が抜けてしまった。
それから誠人はみゆきといるのに、心ここにあらずだった。
誕生日プレゼントに、キスが欲しいと言う静流
家に帰ってきた誠人は、ごみ箱にティシュが山のように入っているのを見つける。
台所で泣いている静流。痛くて泣いているのではないと言う。
抜けた歯を見せてもらい、誠人は本当に乳歯が生えていたことに驚く。
「だから言ったでしょ?まだ成長してるんだって」
その日の夜。
ベッドに入った誠人は、静流に話しかける。
「静流ってさ、誕生日、いつ?今度は静流の誕生日をお祝いしないとね」
私のお祝なんていい、もう誠人はみゆきとの恋を成就させることだけを考えてと話す静流。
卒業すると海外に行っちゃうし、片思いだって完成された恋だと答える誠人。
寝ころんでいた静流は体を起こし、誠人のほうを見て「じゃあさ。私にもプレゼントちょうだい」と言った。
「えっ?いいよ。何がいい?」
「キス。キスして」と笑顔の静流。
「誠人とキスできたら、あたし嬉しくて死んじゃうかも」と微笑む。
コンクールの写真のテーマを恋人にするという静流。
「キスする恋人。それをセルフポートレートで私と」
「写真のモデルってこと?誕生日いつ?」
「明日にする!」と起き上がる静流。
森の中で、初めてのキス
朝の森の中。湖の前の木の下で、カメラをセットする静流。
そして誠人の前に立つ。「本当にいいの?」
「いいよ、キスくらい。モデルとしてでしょ?」と言う誠人。
そして、誠人が静流の肩に手を置き、顔を近づける。
「あ、ちょっと待って!」と言い、眼鏡を外す静流。
「もうほとんど見えるから」
眼鏡を外した静流の顔を見て、誠人は驚く。静流がとても可愛いのだ。
そして最初に会った時より、背も高くなっていることに気づく。
「本当に成長してたんだ」
「うん、胸とかもすごいよ、見る?」
「いや…、いいよ」と俯く誠人。
えへへっと照れ笑いする2人。
そして、真顔で向かい合う2人。静流に顔を近づけていく誠人。
唇を重ねる2人。
1度離れ、また唇を重ねる。長い長い、キス。
誠人は静流の肩に腕を回し、静流もシャッターボタンを持ちながら誠人の腰に腕をまわす。
その後、並んで座って湖を見ている2人。
もうそろそろ行こうかと言う誠人に、もう少しここにいると答える静流。
誠人は今夜、手作りの料理を作って、静流の写真が出来上がったパーティーをすると話す。
「ねえ、誠人。今のキスに愛はあったかな?」
「へ?」
笑う静流。「いいの、じゃあね」
「じゃ」と立ち去る誠人。
静流が大学を辞め、いなくなる
その日は1日、ぼーっとしていた誠人。
夕飯の材料を買って、家へ帰る。
材料を入れようと冷蔵庫を開けた誠人。1枚メモが貼ってある。
「さよなら。今までありがとう」
台所から飛び出し、静流の荷物を探すが無くなっている。
自転車で外へ探しに出る誠人。全速力で走り、学校の事務局へ向かう。
住所は教えられないと言われ、無事に家に帰っているかどうか確認して欲しいと頼む誠人。
そこへ奥から来た男性が、静流は昼間に退学届を出しに来たと言う。
驚く誠人。
それから静流の家や、森の中を探しまわる。
やがて、雨が降り出してきた。
誠人にとって、静流としたキスは初めてのキスで、これから全てが始まると思っていた。
静流との穏やかで安らぎに満ちた日々が当たり前で、そこに終わりがあるとは思ってもいなかった。
雷が鳴り出し、雨に濡れた誠人はベッドに横たわったまま動けなかった。
みゆきに告白されるが、静流を好きな誠人
そんな誠人を仲間が見つけ、病院へ運ぶ。
ベッドの周りに皆が集まって乾杯している。
「良かったよなー!マジやばかったらしいぞ!」
誠人が休んでいる間、皆の就職が決まり、卒業したら海外へ行くという。
静流のことは、皆が手分けをして探してみたが、全く手がかりがないそうだった。
そして、誠人は静流と同棲していたことを皆の前で認めた。
その後、帰り際にみゆきと2人きりになる誠人。
「同棲か…。でも私、きちんと失恋出来てない気がするんですけど。まあ、きちんと告白してないから当然か」
「僕は。あの家で静流の帰りを待つつもりだ。どのくらい待つことになるかわからないけど」
それを聞き、これでちゃんと失恋できたと言うみゆき。
そして皆が帰って行く。手を振る誠人。
それから、皆はそれぞれの場所に旅立って行った。
誠人は大学を卒業して、カメラマンになった。
家で郵便物を見ていた誠人は、静流からの手紙を見つける。
静流の個展を見に、ニューヨークへやって来た誠人はみゆきと再会する
静流の写真店がニューヨークで開かれると知り、嬉しそうな顔でやって来た誠人。
静流と会うのは2年ぶりだ。
一緒に過ごした3年間に、何度おかしな嘘をつかれただろうと思い出す誠人。
静流に会えたら真っ先に、あの森が今もあると言いたい、そう思っていた。
誠人が待ち合わせ場所で写真を撮っていると、そこに現れたのはみゆきだった。
タクシーに乗り、みゆきの部屋へ向かう。
部屋に着き、ローズティーを入れるみゆき。
「それより、どうしてみゆきが?静流は?」
「半年くらい前かな?チャイナタウンで偶然、静流と再会したの。でもあの頃の静流とはだいぶ変わってて最初、気がつかなくて。静流はすぐに気がついたみたいでニコニコ笑ってて、その笑顔が懐かしいなって」
その時、静流はチャイナタウンの事務所で寝泊まりしていたらしく、みゆきのアパートで一緒に暮らすことになったという。
「その時に教えてくれればよかったのに。静流が僕に手紙をくれたのは先月だよ」
「いろいろあったから」
「いろいろって?それより静流は?」
ごめん!と頭を下げるみゆき。静流は急な撮影が入って、どうしても抜けられなくて今回は会えないと言う。
仕事じゃ仕方ないという誠人。
「それに今度、いつでも会えるし。居場所がわからないまま、待ち続けた事を考えれば、焦らなくていいから」
個展にはみゆきが案内してくれると言う。
「ありがとう、静流、元気?」
「元気よ、瀬川君も会えばきっと驚くと思う。静流すごく変わったから。誰が見てももう大人の女性ね」
想像もできないという誠人。
静流の部屋で眠り、翌朝、目が覚めるとみゆきはもういなかった。
「静流の個展は明日からだから、今日はごゆっくり。何かあったら留守電に入れておくね」というメモと鍵が置いてある。
誠人は外へ出て、ニューヨークの街を写真に撮った。
街はクリスマス一色で、皆、楽しそうに過ごしている。
そんな人達に声をかけ、写真を撮る誠人。
笑顔で街行く人達と話をしている。
静流は先月、亡くなっていた
その頃、みゆきの部屋の電話が鳴っていた。
留守電になり、電話をかけてきたのは静流の父親だった。
「四十九日の法要も終わり、静流の荷物も無事に郷里の墓地に納骨されました。富山さんには本当に最後までお世話になりありがとうございました…」
その夜、みゆきが帰ってくると、誠人は電気もつけずにいる。
静流の父親からの留守電を聞いたと言う。
「静流がもう死んでるって…。ウソだよな?」
誠人を見つめたまま、黙っているみゆき。
「先月に…」
「嘘だ!静流がどうして死ぬんだよ!」
「静流は病気だった。とても変わったもので、あまり知られていない病気。お母さんからの遺伝だって。静流の体の中には、生まれた時からその病気があったの」
みゆきは静流のことを話し始める。
成長すると、その病気も一緒に成長するので、静流は成長しないように生きてきた。
だが、誠人と出会って、恋をして。誠人にも同じように愛してもらいたいから。
例え病気が進行しても、恋をして大人になって人生を全うするんだと言っていたという。
静流は自ら、選んだのだ。
病気のことは誠人には知らせないでと静流が言ったと言う。
誠人の中の静流は、まだ死んでいないから。嘘でもいいから誠人の中で生き続けたいと。
「静流の手紙ね、まだ何十通もあるの。これから先もずっと送り続ける計画だったから。ベッドの上で沢山書いてた。楽しそうだった、すっごく、楽しそうだった…」
みゆきは泣きながら誠人に伝えた。
成長し、大人の女性となっていた静流
次の日、静流の個展会場へ入っていく誠人。
会場を見渡すと、様々な表情の人々の写真があった。
恋人同士のキスをしている幸せそうな写真や、老夫婦の幸せそうな写真。
静流が撮影した写真を1枚1枚見ながら、誠人は会場の中を歩く。
そして、誠人は足を止める。目を見開き、その1枚の写真から目が離せない。
とても大きな、等身大より大きな、静流のセルフポートレート。
黒い、ホルダーネックの、体のラインに沿った大人っぽいドレスを着ている。
髪もあの頃よりずっと長く伸びている。眼鏡もかけていない。
お尻も丸く、あの頃よりずっと大人に成長した静流が、こちらを見ている。
とても綺麗な、大人の女性になっていた。
「誠人へ。元気ですか?2年ぶりだね。突然の手紙で驚いた?」
「誠人にキスしてもらったあの日、なんか急に恥ずかしくなっちゃって。キスに、じゃないよ。私は口ばかりで全然大人になれてないなって。だから私はちょっと冒険してみることにしたの、題して自立の旅」
静流は写真家の個人事務所で助手をしながら写真を撮っていた。
初めての個展と、この2年間で驚くほど成長した姿をどうしても誠人に見てもらいたかったのだ。
「今はただ、誠人に会いたい。誠人に会って、できれば褒めてほしいの。よく頑張ったね、エライねって。あの、初めて会った時みたいな優しい声で。私はあの瞬間に、誠人に恋をしたんだから」
静流の写真を見ていく誠人。
そこには、モノクロの、誠人の写真が沢山あった。
涙を流しながら、それを見ている誠人。
歯を磨いている誠人。自転車に乗っている誠人。
写真を撮っている誠人。あの森で木に登っている誠人。
学校を歩いている誠人。ベッドで寝ている誠人…。
誠人の写真が溢れている。
ふと、振り返り歩いていく誠人。
そこには、2人がキスした、あの時の写真が飾られていた。
「誠人のことが、世界で1番、好きになったんだから」
「生涯ただ1度のキス、ただ1度の恋」とそこには書かれていた。
誠人の目から涙が溢れて止まらない。
「ねぇ、誠人。あのキスの時、少しは愛はあったかな?」
「あったよ、少しどころじゃなかった…。君は、僕の世界の全てだった」
あの森で、初めてキスをした後、静流は言った。
「あたし、あたしに生まれてきて良かった。他の誰でもない、あたしに生まれてきて良かった」
一緒にご飯を食べた、一緒に写真を撮った、一緒にドーナツビスケットを食べた…。
「誠人とキスできたら、あたし、嬉しくて死んじゃうかも」
その頃のことを思い返す誠人。
静流の手紙は届き続ける
誠人が外に出ると、みゆきが待っていた。
「もういいの?」
「もう充分見たから。午後の飛行機で帰る」
「そう…。瀬川君、私が言った言葉覚えてる?瀬川君は1人分の幸せを持ってるって。静流、ちゃんと受け取ったんだね」
笑顔の誠人。
そして静流の残りの手紙を送ってくれるようみゆきに頼み、歩き出す2人。
「彼女は、よく嘘をついた。その嘘に、僕はもう少し触れていたい」
誠人が家を出て、出かけようとした時、静流からの絵葉書が届く。
「誠人、元気ですか?…」
「いつだって別れは思いより先に来るの。それでも皆、微笑みながら言うの。さよなら、またいつか会いましょう。さよなら、またどこかでって。
だから私もこんな遠くに来ちゃってるけど、誠に言うね。さよなら、またどこかで会いましょう」
誠人の家のポストに、いつか2人で追いかけていたあの鳥が、止まった。
「ただ、君を愛してる」は泣ける映画
この映画、実は初めて観たのですが、かなりお気に入りの映画となりました。
大学生の時の誠人は鈍感というか。静流の気持ちに全く気がつかず。
静流はとってもチャーミングな女の子で、言う事が1つ1つ可愛くて♡
誠人に好きになってもらいたくて、成長する事を選択した静流には泣けちゃいます。
成長すると死んでしまうのに。
静流の、誠人を好きな気持ちに胸をうたれました。
森の中など、映像もとても美しく、また主題歌もいいですね。
何度も観たい映画です♪
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