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CRISIS（クライシス）

クライシスドラマ動画4話無料のあらすじネタバレ感想

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CRISIS（クライシス）公安機動捜査隊特捜班の4話のキャスト

稲見 朗：小栗旬
田丸三郎：西島秀俊

吉永三成：田中哲司
樫井勇輔：野間口徹
大山 玲：新木優子
鍛冶大輝：長塚京三
青沼祐光：飯田基祐

林 智史：眞島秀和
林 千種：石田ゆり子

クライシス動画4話のあらすじネタバレ感想

クライシス4話の題名は要人警護！罪と罰の結末

オフィスでおもちゃのロケットミサイルに興じる特捜班。そこへ班長吉永（田中哲司）が現れ今回の任務説明を始める。

今回の任務は東京工業化学大学教授・航空宇宙工学専攻の有馬丈博教授（小市慢太郎）の警護。１週間後国外出国予定で、かなりの危険を想定して特捜班を選んだとみられる。

とある会社の謎のメガネの男、石黒（近藤公園）。彼は電話を受けてから古書店へ向かい、店にいる男、石立（浜田学）に話しかける。「仕事だ。１週間以内に片付けろ。手段は何でも。」男が笑う。彼の倉庫にある大きな箱には大量の銃器が隠されているのだった。

有馬教授のもとへ駆けつけた特捜班。吉永が自己紹介をしようとするが、有馬は冷たくあしらい、好きな時に動くからついてくればいいと言って部屋の外へ５人を出してしまう。
部屋の前の立ち番は稲見（小栗旬）と田丸（西島秀俊）が行い、吉永、樫井（野間口徹）、大山（新木優子）は周囲検索することになる。

部屋の前の稲見と田丸が話す。有馬が何をやったかわからないが、出国するくらいだから相当やっかいなことだろう、と。自分ならハワイに行って過去を忘れて楽しく暮らすと言う稲見に、田丸は「人はそう簡単に変われない。決別したい時大事なのは、どこにいるかではなく、“側に誰がいるか”だ。」と話す。

まじめな田丸。彼が話すとものすごく深い人生論になってしまいちょっと大変なのですが、稲見の持つライト感との対比が毎回面白いです。実は人間味深くて素直な性質の稲見の心にしっかり言葉が届いていることに、ぽかぽか温かい気持ちになります。二人の会話シーンはいつも見応えあり楽しみの一つです。

部屋の中でグラスの割れる音。慌てて飛び込む稲見と田丸だが、椅子で酒を飲んで寝入っている有馬を見てほっと胸なでおろす。

有馬を自宅へ連れ帰る特捜班。自宅には家族写真が飾られている。彼は３年前に離婚していた。田丸と大山が張り番、他メンバーは自宅待機となる。

その足で行きつけのバーに向かう稲見。ここは彼の止まり木。しかし待機の身なのでジンジャーエール。離れた席にいた女（野崎萌香）がメールを見、その後つっぷして泣き出す。稲見は彼女の隣に座り、ついさっき田丸が言っていた「決別には側にどんな人がいるかが大事」という話をする。自分が隣にいるからとりあえず泣いちゃえと慰める稲見。うーん。女たらしというより人たらしなのかなぁ。彼の人の良さがにじみ出て、バーのシーンはいつもなんだか味わいがあります。小栗旬のセリフは歯切れよく感じよく響き、彼はルックスだけではなく“しゃべると光る”俳優さんなのだなとしみじみ感じます。

翌日学内へ稲見、樫井が護衛していく。部屋の前で立ち止まる樫井。爆薬の匂いがするからドアを開けないようにと言うが、有馬はその言葉を信じずにドアを開けてしまう。室内が爆発。有馬を抱え込んで二人はドア脇へ飛びよける。三人は外に逃げ出すが、前出の謎の男石立が車脇に隠れて銃を持って待ち構えている。

しかしいち早く気づいた稲見が、石立の後頭部に銃を当てる。それでも反転し襲いかかる石立。完全に玄人の動きで激しい戦闘となる。前回は少年相手だったのでアクションシーンが軽めだったが、今回はヘビー級。スプレーまで取り出す、機敏な動きの殺し屋はやはりこわい。

そこへ別の車も現れるのを見て、稲見はすぐに自分の車に乗り込み有馬を連れて逃走する。追ってきた石黒と石立は「これは代表作になる」と不敵に話し合うのだった。

吉永が鍛冶監視監（長塚京三）のもとを訪れ、今回の件の背景を教えてほしい、できないならすぐに有馬を出国させてほしいと直接かけあう。これ以上特捜班を危険な目に合わせられないからと。鍛冶は、北のミサイル実験が失敗続きのことに触れ、彼らが頭脳を欲しがっているので逃がそうとしていると話すが、相手が命を狙ってきていることに気づいている吉永はその話に不信感を示す。しかし鍛冶にもう少し踏ん張るよう言われ、吉永は受け入れるのだった。

相変わらず鍛冶はタヌキ。ウラに何かあると誰もがわかるのだが、その奥を探るわけにいかないのが悔しいところ。飄々としたお芝居のスペシャリストのような長塚さん。毎回どうしても見たくなる魅力がありますね。

有馬は元妻（奥貫薫）を警護するよう上層部に掛け合うように吉永に言う。もしつけなければ全て暴露する、とも。

有馬はその後オフィスで図面をひいている樫井に親しく話しかける。自分はロケットエンジンを設計していたが、やはり図面を引くのが好きだったと。そして樫井と稲見に、今朝命を助けてくれたことに対し礼を言うのだった。樫井と稲見は、彼の言葉が全て過去形だったことを気に掛ける。

吉永は、有馬の家族の警護はつける必要なしと上から返答がきたことを有馬に告げる。有馬諦め、その代わり最後に遠目でもいいから家族に会いたいと話す。そして「これは最後通告だ。これを聞いてもらえないなら本当に暴露する」と最後まで凄むのだった。彼の持つ暴露ネタとは一体何だろう？彼の居丈高な姿に不安が募る。
その後幼稚園お迎え時の妻と息子の姿を、有馬はバンの中から見ることができたのだった。

その夜。張り番の田丸に有馬がおにぎりをリクエストし、田丸が買いに出る。しかし有馬は一人残った大山をだまして後ろから殴りつけ逃走してしまう。そして電話ボックスへと駆け込み、何者かに対して改めて交渉したいという電話をかけるのだった。

翌日、特捜班は任務を解かれたことを知る。それは昨夜のうちに決まっていたことであり、有馬はリリースされ出国もなくなったのだという話を聞いたメンバーは固まる。田丸が言う。「つまり国家に見捨てられて殺されるのを待つだけということですね。」

一度救った命を見捨てることはできないと言う稲見と樫木。吉永はゴーサインを出し、二人は飛び出していく。田丸もいざとなれば自分が手を廻して出国させると話す。
田丸って一体何者？林氏を宗教団体のスパイに送り込んだり、何か大きな力を持つ存在なのでしょうか。どのメンバーにもウラの顔がありそうで気になって仕方ありません。

川岸のベンチに一人座る有馬のもとへ、殺し屋たちが近づく。

稲見らは有馬の元妻を訪ねるが、そこへ犯人から心配なら自宅へ行くようにという電話が入る。すぐに向かう二人。

有馬の自宅ドアはボトルが挟まれ半開きになっていた。稲見の声かけに有馬の答える声が聞こえる。中に入ると、時限爆弾を巻きつけられた有馬が立っていた。足の下にはボタンを踏まされている。

樫井が調べ、下のボタンは発信機付きの地雷であり、上に巻き付けられた起爆装置を無力するしかないと話す。そして少し席を外し、稲見にやっかいな装置で解除に時間がかかること、万一に備え周囲に避難勧告を出すようにと話す。

部屋に戻った二人。樫井が作業を始める。最後まで付き合うと言って座る稲見。そんな感じで女口説いているの？と笑い合う二人を見て、一緒に笑う有馬。必死で心を保とうとする中では猶更、稲見の明るいやさしさが光ります。
そして有馬がとうとう真相を話し出す。
長い有馬の独白シーン。今回最大のみどころです。小市さんの演技の素晴らしさが眩しい場面です。くるくる変わる表情に釘付けになります。

過ちを犯したのは４年前。学会宿泊ホテルでハニートラップに遭い、ジェットエンジンの設計図を要求された。悩みぬいた後に政府筋に通報したが、公安は有馬に偽の設計図を渡すように説得。彼は加担したものの、発覚がこわくなり手をひこうとする。しかし今度は公安に脅され、酒と女に溺れるようになり離婚した。そして金の必要から公安の情報を売るようになったことを話す。

しかし先週、先方からの連絡が途絶えて発覚を知り、公安に秘密を暴露すると脅して出国を試みた。そこへ特捜班が現れたのだ、と。

有馬は昨夜特捜班の情報を売って生き延びようとした。だから自分は君たちに救われるに値しない人間なのだ、とも話すのだった。

しかし稲見はそれには応えず、元妻からの伝言「たまには息子の顔を見に来い」という言葉を伝え、有馬は顔をくしゃくしゃにして泣きだす。残り時間７分。

そこへ青沼警視（飯田基祐）が現れ、局長の命令だと言って稲見と樫井を外へ出す。有馬は笑顔でうなずき、「もう充分だ」と送り出す。家族の写真をとってもらい抱きしめる。そして稲見達に「国家を信用するな」と最後に言うのだった。人懐こい笑顔の後の、恐ろしく鋭い目。小市さんの誰も憎めない笑顔。そこには天性の凄い魅力があるので、その後の堅い表情が恐ろしく映えて素晴らしいです。

外へ出た稲見と樫井。振り向こうとする樫井の肩を稲見が押さえ、二人は爆発を背中で聞きながら歩く。屋上で見ていた実行犯の石黒と石立はビールかけをして狂喜している。

バーに座る稲見。疲れ果てた表情でビールを飲んでいる。そこへ以前稲見が慰めた女が現れる。しかし稲見は気づかぬままテーブルにつっぷす。女は静かに隣の席に座るのだった。

このバーのシーンは私達にとっても止まり木。苦い結末の後、じっとうずくまって傷が癒えるのを待つ場所です。でもこうして何度も果てしなく傷を負い続けている特捜班が、いつか倒れて動けなくなってしまうのではないか。そんな不安でいっぱいになります。今回は去って行く有馬の心に一筋の安息の光を与えられたとはいえ、結末はあまりに厳しいものでした。出口のない迷路、それが彼ら特捜班の任務なのでしょうか。今後彼らの心がきっと救われるように願わずにいられません。
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本作品の配信情報は2018年10月16日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。
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