コードブルー3第2話動画の前説
重症患者たちばかり運ばれてくる救命センター。
もし自分がこのセンターに配属されたばかりの新人医師だったらどう思うでしょうか?
十分な技術が備わっていない自分が、一秒でも処置が遅れたら死んでしまうような重症患者をたった一人で対応するのはひどく恐ろしいことではないでしょうか?
また、自分が教える側の立場の医師だったら?
教える時間も十分にとれず、なかなかフェローと意思疎通ができない、また人手不足のため、自分の患者を対応するので手いっぱい。
そんな状況で現場の医師とフェローは心を通わせることができるのでしょうか?
フェローは一人前の医師に育つことができるのでしょうか?
救急医療センターの人手不足と、医師たちの成長、入り混じる想いを描いたドラマです。
コードブルー3第2話動画のあらすじネタバレ
「親の心、子知らず」
教えるものの気持ちを、教わるものはわかっているのでしょうか?また、教わるものの気持ちを教えるものは理解できているのでしょうか?
物語りの冒頭で白石が問いかけます。
救命センターは深刻な人手不足の問題を抱えています。藍沢が救命センターに配属されましたが、現場はまだまだ人手が足りません。
そんな中、新人医師(フェロー)をどうにか成長させて一人前の医師にすることを白石は目標に掲げます。しかしフェローは頼りないメンバーばかりで、ヘリに乗って酔ってしまう灰谷や、何かがあるとすぐに泣いてしまう横峯、やる気があるんだかないんだかわからない名取の3人です。
そんな出来ないフェローに新人看護師の雪村は「自分ならできるのに!」ともどかしく感じます。
負けず嫌いな性格は冴島にそっくりの強気な看護師です。
そんな救命センターに1人の患者が運ばれて来ました。17歳の妊婦です。妊婦の父親はすぐに駆けつけますが、「子供を産む!」という娘に父親は激情して互いに激しい口論となります。
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➡コードブルー3の17歳妊娠のぞみ役は古畑星夏
➡コードブルー 17 才お父さん
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妊婦が搬送されたことをきっかけに、藤川は打ち明けてくれない冴島に、妊娠の件を自分から聞き出します。そして衝撃的な発言、「まだ産むか決めていない」をされ、放心状態になります。藤川は冴島の言うがまま、意思を尊重しようとしますが、気持ちがついていきません。浮かれて救命センターのメンバーにも打ち明けてしまった後だったからです。
フェローの横峯は藍沢の指導のもと、人形で処置の練習をしてましたが、藍沢に練習室を連れ出され、処置室で本物の重症患者のベッドの前に立たされます。
藍沢は、「救命センターには重症患者がたくさんいる。人形相手に練習だなんてもったいない。この重症患者でやってみろ、意識不明だからどんなに下手くそな処置でも文句言われないぞ」と耳を疑うようなことを横峯にいいます。
横峯はその言葉にショックを受け、その場で泣き崩れてしまいます。
横峯も精神的に弱いですが、効率よくことを進めたい藍沢は、言葉を選ばず常に直球で相手の気持ちを全く配慮しないのでこういった衝突がよく起きます。
そんな時に救命センターに一本の電話が来ます。
母親と子供2人の計3人にボートが突っ込んで来て重症とのこと。急いで藍沢と横峯はドクターヘリで現場に向かいます。藍沢は3人のけが人を横峯1人に処置させようとします。パニックに陥りやすい横峯は困り果ててまた泣いてしまいます。
泣いている横峯に、「処置する順番は?」と藍沢が訪ね、横峯はハッと気がつきます。
そこからは気を取り直し、テキパキと対応をできるようになります。横峯が自分の判断で指示を出し、それをもとに現場は動きました。処置を終え、ドクターヘリで患者を別々に搬送中、横峯の患者が瀕死状態になってしまい、たった1人で大きな処置をする羽目になってしまいます。
たじろぐ横峯ですが、藍沢の言葉で「自分がやるしかない!」と目を覚まし、患者と向き合うことを決意します。救命センターにいる白石から指示を受けながら処置をほどこします。初めての1人での処置は、なんとか成功に終わります。
緊急を要していた藍沢の担当患者も無事助かり、救命センターに搬送することができました。
救命センターに帰ってきてから、横峯は藍沢に処置の反省点を言われ続け、落ち込んでしまいます。しかし、その反省点の中に「よくやった」と言う言葉があり、喜びとやりがいを感じます。
救命センターでは父子家庭である17歳の妊婦と父親が向き合っていました。
今まで父親がたった1人で自分をどれだけ苦労して育ててきたか知った17歳の妊婦は、育ててくれた土親への感謝を胸に、改めて出産することを決意します。
冒頭での白石の問いかけ、「教えるものの気持ちを教わるものはわかっているのでしょうか」というものが、最後のナレーションにつながってきます。
「彼らの成功も失敗も一緒に背負ってやる」と。
フェローと新しい救命センターを作り上げていくという気持ちが伺えます。
ドラマ終盤で、脳外科にいた藍沢に懐いている患者、女子高生ピアニスト天野奏が会いにきます。彼女の脳の状態を新海に聞くと、小脳に大きな腫瘍ができていることを打ち明けられます。
若き才能を彼らは救うことができるのでしょうか。
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➡コードブルー天野奏ピアニスト
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コードブルー3第2話動画の見どころ感想
頼りないフェロー横峯が藍沢に指導されることで初めて自分から指示を出したり処置をしたりと、彼女の成長を強く感じました。
藍沢のうまく人に伝えられなさは相変わらずでしたが、その中にも人の成長を手助けしたいという優しさが感じられました。
また、今回一番感動したのは、17歳の妊婦と父親が向き合うシーンです。
娘からしたら、飲み会にもいかず仕事も定時に帰ってきて、女の人とも遊ばず趣味もないつまらない石頭親父と思っていた父親が、男手一つで娘を育てるため、自分のことは全て後回しでがまんしてきたことを知るシーンでは大号泣でした。
1人で子供を育てる辛さや大変さはお父さんが誰よりも知っていて、同じ思いを娘にして欲しくなかったのであんなに反対していたのです。
最後には分かり合えたので良かったです。
親の愛に感動しました。
今後の藤川、冴島の妊娠問題や、女子高生ピアニスト天野奏の病状が気になります。