大島美央(逢沢りな)
今回ドクターヘリによって運ばれた女性。
80代のおばあさんが踏切上で立ちすくんでしまい、それを助けようと大島夫婦が踏切に立ち入り、接触事故を起こしてしまった。
3人とも重傷を負っており、美央の夫は助かる見込みがなかった。
しかし、本来だったら今日結婚式を挙げ、永遠の誓いを立てる予定だった夫婦。
美央は、自分のことはいいから夫を助けて!と灰谷に懇願する。灰谷はそれに応えるべく、白石や藍沢の指示も無視し、美央の夫の処置にあたる。
しかし、その甲斐もなく、亡くなってしまう。
美央は深い悲しみにくれながら、灰谷を恨みがましい表情で見続けた。
病院のICUに搬送されてからも、
『自分も一緒に死ねばよかった・・』などと言いながら涙を流し続ける美央。
夫婦が助けた80代女性が危ない状況になる。
高齢な上に症状が良くない、と言う新海に、藍沢は『この女性を助けようとして1人の男性が亡くなった。できることは全力でやって助けたい。たとえ可能性が低くても。』と言った。その言葉を隣のベッドで聞いている美央は泣いた。
緋山は泣いている美央に、夫の検死結果を伝えた。
その検死結果には、身体の左側の損傷が激しいことが記されていた。緋山は、
『右側にはあなたがいましたよね?旦那さんは、あなたを守ろうとした。』
亡くなった男性が、最後に命懸けで美央を守ったであろう事実が記載されていた。
美央は涙を流した。