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イタズラなkiss

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映画「イタズラなKiss3 THE MOVIE プロポーズ編」あらすじネタバレ見どころ感想

琴子、突然武人から告白をされるが、琴子が好きなのは4年前から変わらず入江直樹(佐藤寛太)!直樹の心を動かそうとするが失敗

「相原琴子(美沙玲奈)さん、僕と付き合ってください」

琴子は夏休み明け、学校に急いでいると校門の前で待ち伏せをされて告白されたことを友人の石川理美(山口乃々華)と小森じん子(灯敦生)に報告。

2人は夏休み明け直ぐに告白されるなんて…と凄く驚いている。

「いったい誰に??」

「法学部1年、中川武人です」

3人でお昼ごはんを食べながら話していると、琴子に告白をした本人が登場。

「あんた…琴子からかっているの?諦めなさい、琴子には4年以上も片思いしている人がいるのよ?」

「入江直樹さんですよね。琴子さんと入江さんが同居していることも知っていますよ?でも付き合っているわけではない」

琴子は自宅に帰り、直樹の母(鈴木杏樹)に告白されたことを報告すると、直樹がはっきりしないからだと焦り直樹をなんとかしなくては…と考えてくれている。

「琴子さん、昨日は突然驚かしてごめんなさい。僕本気なんです」

翌日校内で武人に会うと高校時代の目標が直樹だったようで直樹を見ていたら琴子に惹かれて行ったことを話してくれた。

「でも私は中川君とは初対面だし…」

「僕とデートしましょう。そうすれば僕のことをもっとわかるでしょ?」

武人は今度の日曜日を指定して琴子の返事を待つと言いその場から去って行った。

そんな二人の様子を背後の草むらからこっそり覗いていた琴子の父(陣内孝則)と直樹の母。

父は直樹の母から琴子に悪い虫がつきそうだと報告を受けて心配になって見に来たのだが意外と好青年だと感心している。

そんな父を横目に直樹の母はなにか案を考え付いたようだ。

「モテているんだって?」

「私だってモテモテよ。彼はね入江君ほどではないけど顔も頭もいいし…女の子に優しいし…」

琴子は直樹に嫉妬してほしく武人のいいところを言ったのだ。

「それは嬉しいな。ってことで入江さん、琴子さんいただいちゃってもいですね?」

「俺のものではないしお好きに。」

たまたまその場に居合わせた武人に話を聞かれてしまい、直樹はその場を去る。

「武人君!今度のデートどこ行こうか!」

「え?ってことはデートオッケー?!」

琴子は去った直樹に聞こえるように大きな声でデートの約束をし、武人もデートを承諾してもらえて嬉しそうだ。

翌日。

学校内のテラスで琴子と武人は仲良さそうに1冊の本を見ている。

その様子を見た理美とじん子とは、このまま直樹を好きでも難攻不落で変化がないのに比べ武人とだったら上手くいくんじゃないかと思っているようだ。

「私のヤキモチ大作戦は成功のようね」

琴子は直樹の母から直樹を嫉妬させて振り向かせるようにと案を出されたようで琴子は実践していたのだ。

直樹の母はデート現場も直樹に見せたいと考えているのだがどうやったら見せる事ができるのか悩み果てていた。

「ご注文はどうなさいますか」

「アイスミルクティーで…私たち今日はデートなのよ」

直樹がバイトしているカフェにお客として2人で行きデート現場を見せる為に武人と訪れた。

しかし直樹は顔色一つ変えず淡々と接客をするばかりだ。

カフェを出てからは横浜を歩いたり、琴子が普段しないようなダーツやビリヤードなどで遊んでから夜景を見に行った。

「今日はありがとう、デートって感じで楽しかった!」

「僕も。今度は映画館とかも一緒に行こうよ」

しかし琴子は、、入江君が一緒だったらな~と考えていたようで口から漏れてしまい武人の話をきいていなかった。

次の日。

武人を好きな女子は講義室で武人の隣に座り琴子とのことを聞く。

「中川君の女の子の趣味って変よね。琴子さんのどこがいいんだか」

「性格がいい子が好きなの。勉強ができて美人な女って嫌味だよな」

女子は武人に言われたことに腹が立ち、一発平手打ちをしてしまう。

「自分で美人と思っているわけ?ただの自信過剰な女」

武人はの隣では勉強に集中できないからとその場を立って別の席に移動した。

琴子が歩いていると直樹が女の子に勉強を教えているのが目に入ってしまいその場で立ち尽くしていた。

その様子を遠くから見ていた武人は琴子に近づいてくる。

「入江さんのこと早く忘れなよ。」

武人がキスをしようとすると池沢金之助(大倉士門)が止めに来たが2人はそのまま口論になり殴り合いにまで発展した。

「やめろよ、まさかこいつの為に喧嘩してんの?」

「お前には関係ないんだ、ひっこんどけ」

「でも琴子が好きなのは俺なんだよ?喧嘩するほど無駄じゃないの?今日は授業終わりだろ、帰るぞ」

止めに入った直樹はそのまま琴子を連れて帰ってしまい、残された武人と金ちゃん。

「ばかみたい。振られて怪我して…。ばいばい」

授業中に武人と口論した女子は武人が怪我をする姿を見ていてハンカチを渡して帰って行った。

「ねぇ少しは嫉妬した??」

「全然。どうせおふくろが考えた作戦だろ。俺にヤキモチ妬かせるなんて10年早いよ、ばーか」

何日か経ち学校で武人の姿を見かけると横にはあの時の女子が腕を組んで並んで歩いていた。

「これで入江君のライバルが減ったわ~!」

「こいつが好きなのは俺だから」って言葉かっこよすぎませんか?笑

こんな自信満々な言葉直樹にしか言えないと思いますが本当に凄いかっこいい…胸キュンワードですね~♪

クリスマスは理美とじん子と女子会の予定が2人にドタキャンされて琴子1人ボッチのクリスマス?!しかし直樹のおかげで最高のクリスマスに!!

琴子等はクリスマスに女子会パーティーを開くことにした。

琴子が部屋に飾り付けをしているとスーツを着た直樹が階段から降りてきた。

「素敵なドレスですね一緒にダンスでもしたいなぁ…ただし今夜のクリスマスパーティーに来られたら。」

直樹は父(石塚英彦)の会社が開催されるパーティーに参加するのだが、琴子が女子会ホームパーティーなのを知ってわざと意地悪く言う。

「女の友情は大切にしなきゃな」

そういうと直樹の家族とともに直樹はパーティーに出かけた。

1人自宅で用意をしているとインターホンが鳴りドアを開けるとじん子が。

「ごめん琴子、今日パスさせて!」

彼氏の地方ライブが雪で飛行機が飛ばなくなり中止になったことで、じん子に一緒に過ごそうと言ったようで今日の女子会をパスしたいと言うのだ。

「さとみにも謝っておいてね!」

琴子はじん子が幸せそうな顔をしているので笑顔で送り出すと再び準備を始めると今度は一本の電話、相手は理美だ。

「あ、琴子?今日いけなくなったの。」

理美は彼氏にクリスマスはバイトだと言われていたのだが実は嘘だったらしくサプライズでホテルのディナーの予約をしてくれていたようでそっちに行きたいと言うのだ。

「二人初めてのクリスマスだもんね!気にしないで。」

「あ、じゅんこにも謝っておいて!」

琴子は2人からドタキャンをされてしまい自宅に1人ぼっちになってしまった。

その頃直樹は車に乗っていたのだが、たまたま隣に止まったバイクの後ろにじん子が乗っていたのを目撃。

その後ホテルに着くと理美が彼氏といるのを目撃してしまった。

直樹が参加しているパーティーは直樹の父の関係で来ているのだが、パーティーには以前アルバイト先で一緒だった松本も参加をしていた。

「入江君、私の気持ち知っているでしょ?入江君の本当の気持ち聞かせて?」

「松本のことは友達以上には思えない」

「私…入江君のこと大好き」

松本は直樹に告白をした勢いでキスをしようとするが直樹は阻止する。

「わかったわ。でも私の気持ちは収まらない。」

その頃琴子は自宅で愛犬と一緒に過ごしていた。

「ちびと一緒のクリスマスもいいけど…やっぱり…」

「楽しそうだな」

突然声が聞こえ顔を上げるとそこにはパーティーにでかけたはずの直樹の姿。

直樹は来賓客の挨拶ばかりのパーティーから逃げ出してきたというのだ。

「お前こそ、今日はここでパーティーじゃなかったのか?」

「それが…理美とじん子も彼氏とクリスマスを過ごすことになっちゃって。」

「おひとりさまってわけか。しかしずいぶん熱い女の友情だな」

「あのね、私入江君にプレゼント用意しているの!!」

「毎年マメだな…」

琴子が直樹に用意したのは腕時計。

直樹は高くてかっこいい時計を持っているのを知りながら渡したので、気に入らなかったら使わなくてもいいと言って渡したのだ直樹はその場で腕につける。

「ありがとう。」

「あたし、ケーキ買ってくるね!クリスマスにはケーキがなきゃ」

「あるよ。玄関に置いてある」

直樹は帰ってくる前にケーキを買ってきてくれたようで琴子はケーキを切り分けて、ケーキの上に乗っていたサンタさんにお礼を言う。

『サンタさん一番うれしいプレゼントありがとう…!!』

直樹は、2人が彼氏といる姿を見てしまったから早めに帰ってきてくれたのでは…?

しかもケーキまで買って…実はすごく優しい男なんでしょうね~♪

直樹の将来の夢は医者なのだが父が倒れたことで社長代理を務めることに!!

「家を出てからもう1年になるだろう、そろそろ将来も考えているんじゃないか?直樹僕の考えは会社を継いでほしいんだ」

父は直樹に会社を継いでもらい、最初は父の片腕として、いつか直樹に会社を大きくしてもらいたいのだそう。

「考えじゃなくてそうさせたいんだろ」

直樹はこの間のパーティーの時も取引先に挨拶ばかりさせられて今のうちに直樹の顔を広めておくのが目的だったんじゃないかと思っているようだ。

母は直樹のことを思って言ってくれているのだと説得をするが直樹には自分らの為を思って言っているとしか思えないようだ。

「御袋だってそうだ。琴子のことを気に入っているから俺の気持ちなんか無視してくっつけようとしているんだろう」

「あたしは…お兄ちゃんと琴子ちゃんはベストカップルだと思って…」

「いい加減にしてほしいね。親が仕事も恋愛も束縛するなんて」

直樹はその勢いのまま部屋を出て家までもを出て行ってしまい琴子は直樹を追いかけて慰める。

「医者になりたいんだ。初めて興味をもった仕事だ。来月の編入試験で医学部に編入する」

直樹は医学部に編入することをまだ言える段階ではないからと両親に言えないと言うのだ。

「なんで…それを私に…」

「まだ誰にも言うなよ」

それだけ言うと直樹は歩きだしてしまった。

「医学部満点で合格おめでとう!」

編入試験も無事に終わり直樹は満点で合格したのだ。

その日直樹は、琴子の父が経営している店にご飯を食べに行き、その後2人で飲みに行った。

琴子の父は20歳で結婚したこと、必死に働いて板前になったこと、店を1年で開いたこと、直樹の父の会社のことなどを話してくれた。

「次の入ちゃんの夢は直樹君への期待だと思うよ!将来のことも大事だけど両親も大事にしないとな」

その晩直樹は父と母の元に向かい医学部に編入することを話した。

父は自分の夢は直樹に会社を継いでもらうことだと言い張り医学部編入に賛成の様子は伺えない。

「俺も親父や相原のおじさんみたいに自分のやりたいことを一生かけてやりたい。俺は医者になる。親父の会社は継がない」

父はショックからか胸が痛みだしそのまま動くことができずに救急車を呼び病院へ連れて行くと狭心症だと判明。

無理を重ねると心筋梗塞になる可能性もあるため仕事は休んで絶対安静を言い渡され、直樹は父が完全復帰するまでの短期間だけ社長代理として引き継ぐことを決意したようだ。

春、3年生になり直樹は独り暮らしを辞め、大学は休学にし自宅に戻ってきた。

「今帰ったの?今日から叔父さんの会社のお手伝いなんでしょ??あたしにできることならなんでもするよ」

「親父…あんまりよくないんだ」

狭心症で入院をしたのだが腎臓にも異常があり、更には糖尿病でもあるため回復までには相当な時間がかかるのだ。

病気を改善させるには直樹が会社を継ぎ父の絶対安静を守ることだと言うのだ。

会社の株主社長の娘・さほこと直樹はお見合いをして意気投合!?

「大泉社長の娘とお見合いですってー!!?」

直樹の母親は直樹が父の会社の株主社長の娘とお見合いをすると聞き驚いている。

クリスマスのパーティーで挨拶をした社長の娘・さほこは直樹のタイプの女性らしくお見合いをすると言うのだ。

琴子もショックを隠せないようだが、直樹の母はお見合いの席で会を壊してくるから安心してほしいと言い出す。

そしてお見合い当日。

直樹とさほこはお互いのことをたくさん聞きお互いを知っていく阿直樹の母がことごとく口を出し空気を悪くする。

「うちの事情も説明いたしますね。うちにも年頃の女の子がいて…直樹と同棲しているんです」

「同棲じゃなく同居です。」

「若い男女ですからね~なにがあるかはわかりませんが~!!」

直樹は母から離れようとさほこを庭に連れて母のことを謝罪する。

「お母様はきっと同居している方のことを気に入っているのですね。私もお母様に気に入っていただけるかしら」

「母のことは関係ないでしょ。僕があなたを気に入ればいいのですから」

後日、ホテルのディナーで直樹とさほこは食事をしていた。

「楽しいことも辛いことも直樹さんと積み重ねていければいいのですが…」

「いいですよ、辛いことはぼくが守って見せます」

「何時だと思っているの?誰となにしていたの?」

直樹の母は直樹が帰るなり怒るが、直樹も母には怒っているようだ。

「デートしていたの?」

「お前も早くいい男見つけろよ」

直樹からの言葉に琴子は怒りや悲しさからリビングを飛び出し自室に行ってしまう。

「お兄ちゃんお見合いした人と結婚するの?その人のこと好きなの?だってお兄ちゃんが好きなのは琴子なんでしょ…??」

昔、琴子が木の陰で休んでいると直樹はそっと近づき琴子にキスをした。

偶然その場にいた裕樹は直樹にシーっと言われなにも言わずにその光景を見ていたのだ。

「さほこさんは美人で頭もいい。お前もきっと気に入る女性だよ」

直樹…キスをした過去があることを琴子には言わずに内緒にしているのですが弟には見られていたんですね…!

キスをしたってことは好きってことなのでは…?

なぜ琴子と付き合ってあげないのかが不明…なんですけどね~!!

直樹がお見合いすると聞き、琴子は直樹を忘れようと必死に金ちゃんからのデートを受け対抗する!

「おはようお兄ちゃん。トースト食べる?」

「今日は裕樹が朝ごはん作っているのか?琴子はどうした」

「デートなんだって」

「あいつがデート?誰と?」

裕樹はデートの相手を知らないようで直樹も相手が気になるのか少し浮かない表情で新聞を読み始めた。

その頃琴子はいつも以上におしゃれをして金ちゃんとデートをしていた。

ゲームセンターで騒いだりお団子を食べたり…バッティングセンターに行ったりボーリングをしたり。

そして直樹はさほことピアノの演奏会に来ていた。

すると隣に座った女性が直樹の肩に寄り掛かって眠っているのだ。

「起きろよ琴子」

直樹は女性が琴子だと思ってしまい、肩を揺らし起こしてしまい琴子ではないことに気付き少し動揺している。

その様子を見ていたさほこも不思議そうな顔をしていた。

「ずいぶんご機嫌だな。今帰り?お前デートしていたんだって?今日は帰ってこないかと思った」

「そんなんじゃない!」

琴子は直樹の言葉に反抗した勢いで手に持っていた煎れたてのコーヒーを落としてしまい火傷してしまう。

すると直樹は琴子をお姫様抱っこしお風呂場に連れていき冷水を当てた。

「大丈夫だ、これぐらいなら痕は残らない」

直樹はさほこと、琴子は金ちゃんと…それぞれの恋に進もうとするもどこか引っかかる2人組の恋愛模様!

後日、父の退院祝いに直樹はさほこを呼んでいた。

「お兄ちゃんがお呼びしたの?」

「あぁ将来の家族だからな」

直樹の口から『将来の家族』と出てきて直樹の母・琴子・琴子の父も複雑そうな顔をしている。

「あなたが琴子さん…?」

琴子は動揺して父に継いでいたビールを溢してしまうとそれを見ていた直樹は一言放った。

「まったく。そそっかしいな」

今まで直樹の口からそのような言葉を聞いたことがなかったさほこは驚いたような表情をしていた。

後日琴子は再び金ちゃんとデートに出向いていたのだが帰り際に突然プロポーズをされ答えに悩んでいた。

「ねぇお父さん、私と金ちゃんが結婚したら嬉しい?」

父は金ちゃんは料理も上手く琴子と結婚したら後継ぎができると一瞬プラスに考えたのだがすぐさま琴子の気持ちが一番だと言ったのだ。

その頃直樹の母は直樹とさほこが上手くいっている事や琴子が金ちゃんとデートを重ねていることに納得がいかないようで飲んだくれていた。

「その順調な直樹の事なんだけどね大泉社長から結納はいつにするか言われているんだけど…いつ頃がいいかな」

直樹やっと気づいた琴子への気持ち!ようやく二人は結ばれることになり直樹はさほこと婚約破棄!

次の日、直樹はじん子と理美に会い琴子が金ちゃんとデートを重ねてることについて聞かされる。

「でもさ金ちゃんも大胆よね~いきなり琴子にプロポーズすんだもん!あの二人お似合いよね」

「欽ちゃん今日フグ吉で琴子の事を接待するって言っていたし今日プロポーズするんじゃない??」

「琴子が一番に結婚することになったりね!!」

2人からプロポーズの話を聞いた直樹は非常に驚いた顔をし、全部聞く前にその場から立ち去った。

「琴子、将来の事やけど…この間の返事聞かせてくれへん?」

「もう少し考えてもいいかな。私まだ…」

「まだ入江のこと好きなのか?あんな奴俺が忘れさせてやる」

金ちゃんは机を叩き琴子のところに迫ってキスをしようとしたのだが琴子は金ちゃんを押し倒しなんとか逃れることができて店を飛び出した。

店を飛び出すと大雨が降りだし、傘を持っていない琴子はびちゃびちゃに濡れながら帰宅を急いだ。

「入江君?どうしたの…?」

「待っていたんだよ、お前の事。あいつにプロポーズされたんだろ?なんて答えた」

「入江君には関係ないじゃん。私…金ちゃんと結婚するね。そしたら全部うまくいくもんね」

琴子は、精一杯の思いで直樹に伝えると直樹は全く賛成をしようとはしない。

「お前は好きって言われた奴を好きになるのか?俺のことが好きなのに。俺以外好きになれないんだよ」

「だけど仕方ないじゃない。入江君は私の事好きじゃないんだもの。」

直樹は、そのまま琴子に長いキスをして抱き寄せた。

「俺以外の男好きって言うな」

その頃自宅では直樹とさほこの結婚に向けて、この家を出ていくと琴子の父が話をして言うところだった。

「相原さんどうしても出て行かれるんですか?」

「琴子と決めたことですから…」

すると、手を繋いでリビングに入って来た琴子と直樹。

「おじさん、お話があります。琴子さんと結婚させてください」

直樹は自宅に着くなり家族みんなに衝撃発言をし、琴子本人も知らなかったようで誰もが驚いている。

「やっとわかったんだ。琴子と結婚したいんです承知してもらえますか?」

「琴子のこと…よろしくね」

父は直樹と琴子の結婚には祝福しているようで泣きながら直樹に琴子のことを頼んだ。

「なんだか夢みたいで…朝になったらまた意地悪な入江君に戻ってしまいそうで」

「じゃあ一緒に寝るか」

「そんな意味じゃ…本当に私でいいの?」

2人はゆっくりと抱き合ってお互いの愛を確かめ合った。

後日、直樹はホテルのカフェにさほこを呼んでいた。

「婚約を破棄に…?」

「自分の気持ちが誤魔化しきれなくなりました」

「琴子さんね。直樹さん琴子さんに意地悪を言っていましたが本当の自分を見せていたってことでしょう?」

さほこは、琴子のことが羨ましかったようで、直樹が琴子を好きってことはできることなら気づかないでほしかったと言った。

「直樹さん、さようなら」

婚約破棄を知った大泉社長は自宅に直樹を呼び、破棄の真相を聞いていた。

「さほこのどこが気に入らなかったんだね?」

「さほこさんは僕にはもったいないほど素敵な人です。さほこさん以上に好きな子がいます」

「さほこのことがかわいいが、それとビジネスは別だ。これからも資金協力は続けていくつもりだよ」

大泉社長は、直樹と親戚になれなかったのは残念だが、仕事上の関係は変わりなく続けていくと言ってくれ、会社も無事に景気が回復をして父も仕事に戻ることができ、直樹も無事医学部に戻ることができた。

「俺以外の男を好きって言うな」って…!

直樹にはキュンキュンさせられてばっかりですよ…かっこいい…!!

やっと琴子の記憶に残るキスをしてくれましたしこれは嬉しい展開ですね~♪

直樹ままの勢い止まらず勝手に日にちまで決めて婚約から2週間で挙式!

「みんな、11月24日は予定空けといてよ?」

「なんかあったっけ??」

「お兄ちゃんと琴子ちゃんの結婚式よぉ」

直樹の母は勝手に結婚式の予定を組んだようでその場に居た全員が驚く。

そして11月24日。

「プロポーズから二週間…恐るべし入江ママのパワー!!」

じん子らも式には参加しているのだがあまりにも急なので驚いているようだ。

「入江君、私の事前から好きだったんでしょ?優貴君が清里のキスの事教えてくれたの」

直樹と琴子の誓いにキスは、大胆にも琴子からだった。

『思えば長い道のりだったな~…相原琴子、私入江君のお嫁さんになります!!』

琴子の4年なんて長い片思いがようやく終了…!!

直樹は自分の気持ちに気付くのが非常に遅いけど金ちゃんに琴子を取られると思いようやく気付くことができたんでしょうね~!!

なんとか気付けて本当によかった…これで両家族が満足のいく結果になりましたし2人も幸せそうですしハッピーエンド最高の終り方でしたね♪

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