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ブラックリベンジ

ブラックリベンジドラマ動画無料1234話~最終回pandoraあらすじネタバレデイリーyoutubeで見れるの?

更新日:

ドラマ『ブラックリベンジ』第12345678910話最終回の動画の無料視聴、再放送、見逃しはpandoraデイリーyoutubeで見れるのか調べてみました。

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ブラックリベンジのキャスト


木村多江(役:今宮沙織)
鈴木砂羽(役:糸賀朱里)
高橋光臣(役:寺田圭吾)
佐藤二朗(役:福島勲)
平山浩行(役:天満龍二)
堀井新太(役:高槻裕也)

岡野真也(役:芦原咲良)
カミナリ(役:田村雄大・岡島まこと)
中村映見子(役:石山綾子)
DAIGO(役:城田純一)
神尾佑(役:塚本修二郎)
芹那(役:愛原サユミ)
横山めぐみ(役:南條夕子)
彩香(役:白羽ゆり)

ドラマ「ブラックリベンジ」動画1話のあらすじネタバレ見どころ感想

私は最愛の人をスキャンダルに殺されました。 #ブラックリベンジ #10月5日(木)スタート #木村多江 #骨の髄まで炎上しなさい

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『私は、一生忘れない。』

みゆき(木村多江)は夫・圭吾(高橋光臣)から送られてきた動画を見ながらそう思った。

夫に事実無根の闇献金疑惑、最愛の夫の死、そしておなかに宿していた子の命―。

あなたが受けた屈辱を、私が味わった苦しみを、さ迷い歩いた地獄を、同じ絶望を与え地獄の底に叩き落す。

『すべて終わったら君もおいで、先に行って待っているから。』

圭吾はその瞬間、ベランダから飛び降りた。

同じやり方で苦しめたやつらに復讐を誓った。

福島(佐藤二朗)は週刊誌への思いを熱く語っていた。

3か月も経つのに笑ったところところを見たことがない、そんな沙織(木村多江)はまたしても芸能界を揺るがす大スクープを拾ってきた。

『協民党の塚本修二郎(神尾佑)には愛人がいます。』

福島は沙織に芦原(岡野真也)をつける。

塚本を張り込み中、芦原は『私本当はファッション誌で働きたいんですよね。あの、沙織さんはなんでこの仕事選んだんですか?

この仕事、人の不幸を喜んでるみたいで。沙織さんは罪悪感ないんですか?』沙織は『ない。それが真実なら。』と即答した。

妻とパーティ会場から出てくる福本。福本は圭吾を陥れた一人だった。

福本のわきを赤いドレスを着た美女が通り過ぎる。芦原にその美女を24時間尾行させるよう指示した。

沙織は自宅に帰り、また夫の動画を見た。塚本が夫に嫉妬し、『裏金をもらった。』と事実無根なことを週刊誌にリークしたのだった。

福本はよく自宅に遊びに来るほど、深い付き合いがあった。壁に張り付けられた週刊誌の記事や写真を見て沙織は気持ちを固める。

『そういえばもうすぐであいつの命日だな。今の俺があるのもあいつのおかげ。俺の踏み台になってくれた。』と福本はそう言った。

秘書が『墓参りに行きますか?』というと、『いくわけがないだろう。』と笑った。

次の日編集部。

あの美女は銀座のナンバーワンホステス綾香(白羽ゆり)だった。

沙織はこの女はプロ愛人だと見抜いた。独占告白させるしかないと沙織は言う。

沙織は次は塚本を24時間見張るよう、芦原に指示した。

福本はそのころ出勤しようとしていた。

『今夜は遅くなる。夕飯はいらない。』身の回りの世話をしてくれる妻(高橋かおり)にそういった。

妻が、『今夜はどなたと?』と聞くと、『いつもの後援会の連中だよ。』と言った。

笑顔で福本を送り出す妻。送り出した途端、妻の笑顔が消えた。

新人は自宅から出てくる福本をキャッチ。福本の車を原付バイクで追いかけた。

沙織は墓参りに来ていた。

『来てると思った。』その声のぬしは、妹の綾子だった。

『今日は、〇さんの月命日だもんね。』かわいい甥っ子になつかれ、流産してしまった沙織は複雑そうな表情を浮かべる。

二人は夫の墓に手を合わせてくれた。

墓参りの後綾子の家に。

『せっかく戻ってきてくれたのに、なんであの会社なの?お姉ちゃん何考えてるの?カウンセリングにはちゃんといってる?』そう問い詰める妹。まさか圭吾のうその情報を報道した会社?!

『いつでも来てね、琉人が待ってるから。』

沙織が出勤すると芦原が倒れこんでいた。

塚本を一日中尾行していたが、綾香との接触はなかった様子。

無駄になってしまった写真を眺めるさおり。福島に怒られる芦原。沙織にも怒るように言うと『ありがとう、助かった。』と言い、USBを持って行った。

バーに訪れるさおり。

『みゆきさん』バーテンダー・高槻(堀井新太)がそう言うと、『その名前はもう捨てた。』と言った。

高槻にネタをもらった沙織はすぐに去っていった。

クラブLamantに開店までの一時間のアポをとる。

綾香に、塚本に結婚を考えるほどの別の愛人ゆきのがいたことを伝え、記入された婚姻届けを見せた。

彩香(役:白羽ゆり)


白羽ゆり(シラハネユリ)

生年月日:1978年12月28日 (38歳)
出身地:福島市
白羽 ゆりは日本の女優。元宝塚歌劇団星組・雪組トップ娘役
84期生
愛称は「となみ」
身長162cm、血液型A型
福島県福島市出身
所属事務所はホリプロ

別れを切り出した雪野に塚本はしつこくつきまとったから、週刊誌で公表すると。

塚本は雪野との交際費は政治資金から流用しかなり使い込んでいたそう。

混乱する綾香に『何かありましたらご連絡ください』と去っていった。

沙織が置いて行った雪野とのアポの資料を綾香は見た。

沙織はカウンセリングに来ていた。

医師(鈴木砂羽)に自分の行動を肯定され安心するさおり。

沙織が雪野の取材中、綾香がやってくる。

『先生はこんな軽率な行動する人じゃない。』

雪野と綾香は激しい言い争いになる。勢いで綾香は愛人であることを録音されているところで言ってしまう。

綾香に録音データを壊されたが、証人がいた。

雪野の正体は福本の妻・渚だった。

ゆきのは神尾佑(役:塚本修二郎)は妻の高橋かおり(タカハシカオリ)


高橋かおり(タカハシカオリ)

生年月日:1975年8月29日 (42歳)
出身地:横浜市
身長:164 cm
高橋 かおりは、日本の女優である。融合事務所所属。

沙織と渚は結託して愛人をあぶりだしたのだった。

二人は貸し切りのレストランで激しいもみ合い・罵倒のしあいとなる。まさに女の敵は女。

その様子を見た沙織は高笑いし、礼を言って去っていった。

興奮する新人に、『来週号には載せない。塚本が頂点に上り詰めた時、地獄の底まで突き落とす。』とさおりはいった。

週刊星流により、塚本が大臣に就任した直後にそのネタは報道された。

あのおどおどしい罵りあいの動画まで・・・。塚本は『終わりだ。』とうなだれた。

自宅にまでマスコミは押しかけた。何とかマスコミを巻くが塚本の前に沙織が現れた。

『政治資金の流用について事実確認させてください。』罵る塚本。

『私は事実をただ報道しただけ。あの人はあなたを信頼していた。膿を出し尽くすまで私はあなたを追いかける。』殺した男の妻の顔を忘れていた塚本に沙織は泣きながら啖呵を切った。

『誰に行ってもあなたの言葉を誰も信じない。待っているのは永遠の孤独。そのあとはただ燃え尽きるのみ・・・。』

その言葉にようやく圭吾の妻だと気づく塚本。

『骨の髄まで炎上しなさい。』そういうと塚本はマスコミに囲まれた。

バーに行くさおり。

バーテンダーはかつて夫の秘書だった。沙織とともに復讐を誓う。

『次は・・・』そういい女の写真を燃やした。

天満(平山浩行)は沙織の正体・本当の狙いをしるために謎の男に依頼した。

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ドラマ「ブラックリベンジ」動画第2話のあらすじネタバレ

沙織(木村多江)はこの日も繰り返し夫が自殺する動画を繰り返し見ていた。

動画を見ることによって復讐への気持ちを高めているのか?
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テレビでは幸せそうな結婚会見が開かれていた。

人気絶頂の女優・愛原サユミは幸せそうに微笑み、『運命を感じた』と言った。

サユミの結婚相手の男性は、年商1500億円を誇るIT企業のイケメン社長・有島純(永岡悠)だった。
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愛する夫を破滅に追い込んだ女・サユミ。

サユミは今のように売れる前、沙織の夫・圭吾(高橋光臣)を睡眠薬で眠らせ、ねつ造の不倫写真を週刊誌に流した女だった。

サユミの幸せな表情をテレビ越しで見ていた沙織(木村多江)はつぶやいた。
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『あなたが幸せになる運命なんて存在しない』

そして沙織は、壁に貼られたサユミの写真をカッターで切り裂いた。次の復讐はサユミだ・・・。
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編集部。編集長の福島(佐藤二朗)は、お気に入りの沙織が出勤すると、『次はだれを追ってるの~?』とテンション高めに聞いた。次郎ちゃん好きだわw

サユミを追っていると報告する沙織。期待のエース・沙織に経費をじゃんじゃん使えっ!と背中を押す福島。
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デスクのみんなは沙織の嗅覚に感心していたが、天満龍二(平山浩行)はひとり、違和感を感じていた。

サユミには今までスキャンダルもなく、追う理由が見当たらなかったから。

実はサユミと圭吾の記事を書いたのは天満だった。しかしサユミは目線にモザイクが入れられている。世間に走られていないはず・・・。

塚本のときといい、何をきっかけに追っているのか・・・。

塚本とサユミのバックナンバーを読んでいた天満。そのページにはどちらにも圭吾がいた。

沙織のことを前回も怪しんでた天満、ついに気付いたかも?!あぁハラハラ。
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沙織の動きを知っておきたい天満は沙織に芦原咲良(岡野真也)をパートナーとしてつかせる。

沙織は芦原に、サユミのインスタの写真をすべてチェックするよう命じて颯爽と出て行った。サユミのインスタ写真、1500件(笑)
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天満は編集部を出て、情報屋の城田(DAIGO)に会いにいく。

城田は沙織の過去が消されてる、あの女は手ごわい、と捜査報告をした。天満は、『お前に頼んだ理由わかるか?手段をえらばないからだよ。』と言った。

天満にはっぱをかけられ、報酬ももらい、本気で動き出す城田。なんでそんなに沙織の過去を知りたがるのか?何かやらかしそうで怖い。
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沙織はバーに行き、バーテンダーで夫の元秘書の高槻(堀井新太)にサユミの過去の交際相手の資料をもらった。そこには10人もの元カレたちが。

サユミは清純派で売っている女優だが、実は裏では各界の有名人たちと派手な恋愛をしてきた。これが表沙汰になっていないのは裏で手を回してる人物がいるからだと高槻は言った。

サユミのスキャンダルを全てもみ消してきたのはサユミの幼馴染でマネージャーの足立奈津(小野ゆり子)だった。デビュー当時の7年前から2人3脚でやってきた同胞だった。
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『愛原サユミはあの人を陥れたゲス女。必ず地獄の底へ突き落す。』怨念を込めてそういう沙織を高槻は切なげな顔で見つめていた。高槻の複雑な心境に胸が痛む・・・
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カウンセラー朱里のもとへ行き、すべて打ち明ける沙織。
塚本の表情を思い出し、高笑いする沙織。ハッと気づき、『すみません、あの日から塚本のことを思い出すたびに胸が高鳴って・・・』と朱里に打ち明けた。怖い。

この復習が圭吾のためになっているか複雑な胸中の沙織に、朱里は復讐を肯定し、更にたきつける。このカウンセラー何者?怖いよ・・・。

朱里は、『圭吾さんに一度お会いしてみたかったです』と言い、微笑んだ。
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サユミは自宅に南條夕子(横山めぐみ)を招き、結婚を祝福し乾杯した。

サユミは『すべては夕子ママのおかげ!』と甘えた声を出す。この二人は仕組んで圭吾を破滅に追いやった。

サユミは圭吾とのスキャンダル写真のおかげで夕子の会社のCMに出演し、大ブレイクを果たしていたのだ。

塚本があの事件を口外しないか心配するサユミ。夕子は自信満々に大丈夫だと笑った。

二人は圭吾を死に追いやったことなんてみじんにも反省してないし、自分の保身のことしか考えていなかった・・・ひどい!
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翌日、沙織は1人でいる奈津に『サユミの結婚特集を組みたい』という名目で突撃取材をする。

敏腕マネージャーなだけあって心を開かない奈津に沙織は、2人の思い出の写真を見せた。

それは2人が幼稚園のときにアイドルのまねをして歌って踊っていた公園の写真だった。

心を閉ざしていた奈津だが、誰にも言ったことのない情報を持ち出した沙織相手に懐かしがり、思い出話をし始めた。

中学卒業まで同じダンススクールに通っていたこと。大学時代にマネージャーに誘われたこと。

『一緒に夢をかなえよう。』という言葉に心動かされたこと・・・。奈津の心に入り込んだ沙織、毎度のことながらさすがです!
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沙織は公園で妹と話していた。

常に沙織の心配をしている妹は、自分自身もシングルマザーだし、たったひとりの家族なんだからと同居を打診する。

しかし沙織は甥っ子を見ると流産のことを思い出して辛いと言った。

この妹さん、気にかけてくれて優しいけど、いつもちょっとズレてるんだよなあ・・・。
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沙織は編集部に戻ると、芦原がフォルダ分けしたインスタ画像を見た。

かわいい友達と撮ったリア充フォルダ、すっぴん偽造フォルダ、一般人と撮った公開処刑フォルダ・・・。

芦原がフォルダ分けしたファイルを、沙織はUSBにコピーした。

ようやく終わった~!と喜ぶ芦原に、沙織は高槻から入手したサユミの今までの恋人のリスト(10人!)を渡して、サユミのお祝いコメントを動画でもらってくるように指示した。

しかもアポなし・・・。沙織、鬼!!
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高槻は、自身のバーの常連である、サユミの結婚相手の有島純に会っていた。

『サユミさんを鳥かごの外に出してあげましょ?有島さんの会社の知名度も上がりますよ。』とうまい話を持ち掛ける高槻。有島はにやりと笑った。いったい何をすすめたの?

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沙織は自宅で芦原がフォルダ分けした画像から友達を特定した。その友人たちのフォロワーに共通の裏のアカウントを見つけ不気味に笑う沙織・・・。怖い・・・。
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それから数日後、サユミは突然事務所を移籍することを発表した。

『これが愛原サユミの大スクープか、出し抜かれたな!』という編集部の人間たち。

沙織がやってきて、涼しい顔をし、スクープは移籍のような小さなことではないと言った。

そして芦原に声をかけ、元カレたちのお祝いメッセージ動画を受け取った。芦原、セクハラ受けつつもめちゃくちゃ頑張ってて偉いわ(笑)
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サユミは今まで世話になったマネージャーの奈津に黙って移籍したことで言い争いになっていた。

サユミは有島に説得され大手に移ることを決意したそう。たきつけたのは高槻なのに・・・。

奈津に対し、『十分私で稼いだでしょ?』『もっと大きなところで仕事をしたい』と言いたい放題いって出て行ってしまった。

あぁ雲行きが怪しいよ・・・。
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奈津はおもいでの公園へ行き、途方に暮れていた。

そこに沙織が現れる。

沙織は、まだサユミが戻ってくると思っている奈津に、新しい契約書を見せた。

そして追い込むかのようにひどい言葉を吐いた。

『サユミさんがあなたのことをどう思っていたのか教えてあげます。幼稚園のころから引き立て役だと思ってますよ。』
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SNSにあげている写真や学生時代もそう思っていたと断定した。

そして沙織は優しい表情をして、奈津がサユミのために這いつくばりながら仕事をとったこと、頭を下げ続けてきたことを私は理解しているとよりそうふりをして、『本当はどうしたいんですか?』と聞いた。

『できるなら、私の手で殺してやりたい・・・』憎しみを持った奈津を見て沙織は不気味に笑った。手なずけるのうますぎる・・・
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結婚式当日。新郎新婦の馴れ初めのVTRが流れだした。突然画面が途切れる。

流れ出したのはサユミの今までの恋人たちとのリベンジポルノと思しき写真だった。

サユミは動画をとめさせ、友達を問い詰めた。『ねぇ!誰がやったの?今の私の裏アカウントの写真じゃん』

ほくそ笑む奈津にサユミは気づき、二人は修羅場に。

醜く争う二人。そこに友情はなくなっていた。沙織は高笑いしていた。こわばる高槻。まぁそうなるよねw
[br num="1"]
週間星流にサユミのスキャンダルは乗った。サユミはすべてを失い、活動休止した。

公園にいたサユミに沙織が話しかける。サユミは怒り、罵倒するが沙織は言葉をつづけた。
[br num="1"]
『あなたたちにねつ造された偽りの写真で夫は命を絶った。あなたはこれからは言えないかの人間に食われて死ぬ。

そしてその先は永遠の孤独。反省してももう遅い、骨の髄まで炎上しなさい』その場に座り込むサユミ。すっきりー!!
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朱里が部屋で、沙織のものとは違う圭吾の動画を見ていた。圭吾は、『誰にもいえない秘密があるんです』と言っていた。あれ?あったことないはずだよね?
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沙織が部屋にいると、高槻から次の標的・南條の面白いネタがあると電話がかかってくる。すぐに向かう沙織。

沙織が出た後、情報屋の城田が沙織の部屋にピッキングで入ってきて、沙織の目的に気付きほくそ笑んだ。次回はどうなっちゃうの?!

ドラマ『ブラックリベンジ』第3話のあらすじネタバレ見どころ

今宮沙織、その復讐の経緯

愛する夫を、いわれ無きスキャンダルで葬り去られた女・今宮沙織(木村多江)。5年間の施設での療養・リハビリを終えて、「こっち側」に戻ってきたのは復讐のためでした。

初のヒールに臨んだ木村多江は、内外の期待に見事なまでに応えて生き生きと悪女を演じています。

特にM気質のある人なら多分、泣いて喜ぶであろうラストのセリフ「骨の髄まで炎上させる」は、今や裏流行語になろうかという位の勢いがありますよ。

蛇足ながらこの3話からは秋の装いに変わってしまいましたが、前回までに見せていたタンクトップ姿も賞賛に値するでしょう。

当面のターゲットである、政治家の塚本修二郎(神尾 佑)とアイドル・愛原サユミ(芹那)を葬った今、次の標的は通販会社社長の南條夕子(横山めぐみ)に絞られました。それこそ、今回からの見せ場となっています。

編集部デスク・天満の追跡が本格化

自分の夫を落し入れるために“利用”された形になったのが週刊誌『週間星流』です。今宮はそこに契約記者として籍を置いてスクープを連発しています。

みずからの復讐を果たすには、夫がやられた『星流』で、と考えているのでしょうね。全くもって、女性は怖いです。それが、美人となると凄みが加わって怖さも倍増ですね。

セリフの中で「星流砲」という言葉が出てきますが、これは「文春砲」のパロディなのでしょうね。

世相を上手く取り入れたつもりなのでしょうが、文書は政治ネタにも強いんですよ、福島編集長(佐藤二朗)さん!(笑)。

それはさておき、素性も過去も謎の沙織について、その行動原理を探ろうとする人物が出てきました。

それが、同編集部・デスクの天満龍二(平山浩行)です。この男は過去に、今宮の夫だった寺田圭吾(高橋光臣)を叩く記事を書いていたという因縁があります。

その天満が動き出したという事は、沙織にとってはプラスなのかマイナスなのか?

現在の段階では、その点がハッキリとしていません。この作品は、たんなるピカレスクではなくて、ミステリーの要素も含まれていて、どんな嗜好の視聴者の欲求にも耐えられるデキになっているのがイイですね。

この天満が子飼いの腕利き情報屋の城田純一(DAIGO)を使い出したのですから、本気度は高いと見ていいでしょう。

その城田は沙織の部屋に侵入して、壁に貼られた復讐相手のポスターを見て「ピン」ときたんですねぇ。沙織の描く「絵」が、おぼろげながら見えてきた様子でした。

加えて、妊婦姿の沙織と寺田が仲睦まじい写真スタンドも手に取って眺めていました。

意図的かどうかは分かりませんが、その写真スタンドを元の位置とは違う場所に置いた点も、意味ありげですね。筆者ならば、「オレはここまで入り込んだんだよ」と、わざと別の場所に置いたと考えますよ。

そのポスター郡の中では、既に復讐を済ませた塚本と愛原サユミに赤い太マジックで大きく✖(バツ)記しが付けられていました。

このポスターを見て、城田は天満の情報収集だけに終わらせない“別の考え”を実行しようと思ったに違いないです。

現に天満に報告する際には「まだ、これ以上の事は掴んでいません」と言って、数枚の写真のみを渡しています。

「本気でやれ!」

天満は一喝しましたが、調査の継続も命じました。

城田の用意してきた写真は、沙織のプライベート写真ばかりですが「これだ!」というモノがありません。それはそうです、城田は別の作戦を実行するべく独自に動く事を決意しているのですから。

そんな“捨て写真”の中にも、天満のカンにひっかかる1枚がありました。前回、愛原サユミをツブす直接の舞台となった彼女の披露宴でのひとコマです。

沙織と連れ立っている男性が気になったのでした。すかさず、城田に聞くと、「どんな関係かは分からないけど、投資家ですよ。暇つぶしにバーの経営もしてる」との事。

この男は高槻祐也(堀井新太)といい、元は寺田の秘書をしていました。現在は投資家として活動、沙織の復讐劇には無くてはならない存在です。

さすがは、週刊誌の記者あがりですね。ひとつひとつ要点を抑えながら、本丸に切り込んで行く手法はお見事と言わざるを得ないでしょう。

城田と沙織の初接触!

天満の子飼いとしてではなく、城田が直で動き出しました。路上で沙織を待ち構えると、「お話しでもしませんか?」

ナンパと思ったのかスルーする沙織でしたが、復讐の件と言われれば付いて行かないわけにはいきません。

二人は中規模クラス以下の高さの雑居ビルと覚しい建物の屋上にいます。そこで、城田は沙織の部屋の壁を撮った写真を見せます。

「あなた、私の部屋に入ったのね?」

沙織は、写真スタンドの位置が違っている事から「誰かが侵入した」と察知していたのでした。その男が会いに来たというわけです。

「質問はしないで、オレの話しだけ聞け」と城田は言って、これまでの復讐の張本人は寺田の女房だった沙織だと推察した事を話し出しました。

「そんな事を知ってどうするの?」

「質問がするなって言っただろっ!!」

今度は、城田は大声で怒鳴りました。そして、今度は小声で「怒鳴ったりしてゴメン。来週の今日、ここに1千万円もって来い」といって、去っていきました。

南條夕子へ辿り着くには?

そんな脅しがありましたが、スクープ活動も続けていかなければなりません。編集部で「次は南條夕子を狙う」と宣言した沙織は、今度のミッションでもアシスタントに新人の芦原さくらを使う事にしました。

高槻からの、「南條は住まいとは別のマンションも所有している」との情報に沿って、芦原に「出入りする人の写真と素性を調べておいて」と指示したのでした。

そこは警備員やコンシェルジュを配した高級マンションでしたが、芦原も慣れてきたのか出入りする人間の写真を収めて、いつものようにフォルダーに分けていました。

そこで沙織が注目したのは「イケメン」内に写っていた何人かの若い男性達です。よ~く見ると、南條の会社のパンフやCMの端役も見受けられました。

南條は若いが、あまり売れていない男性モデルに目を付けて、自分の囲い者にしているのでした。逆ハーレムというわけですね。

南條の企業パンフや企業CMに出られたお陰で、そこそこ別の仕事も入るようになり、お互いの利益が一致しているように見えるのですが…。

その実は、それ以上は売れないように南條が手を回しているのでした。そのカラクリをモデルの川崎隼也(大和孔太)に告げて、南條のヤリ口を本人の前で暴露させようとします。

その独占インタビューを川崎の自宅に録りに出かけた沙織でしたが「本当に夕子さんがいると思った?」と、川崎に嘲笑されてしまいました。

「そこそこ売れて、贅沢な暮らしをさせてもらえればソレでいいだけ」と、割り切っている様子です。まずは、夕子への復讐劇第一幕は失敗に終わったのでした。

その頃、夕子は別の若い男に「これでクライアントの前に出られるわね」と、告げていました。男は黒のビキニ・ブリーフ1枚、自分は全裸にローブを羽織った姿でです。

そして、何やらタブレットを覗き込んで不敵な笑みを浮かべていました。そこには、若い男がカタログのように並んでいます。「もしや、セレブ向けの…」と思わせるラスト・シーンでした。

沙織に降りかかる様々な問題をどうするのかが今後の鍵

途中から正体がバレているとも知らずに高槻のバーで色々と話す天満。自分でも動き出したようですね。

また、1千万円の受け渡し日も迫っていて、沙織はどうするのか?それと、シングルマザーの沙織の実妹・石山綾子(中村映里子)とその子供の関係も気になりますよね。

ちょうど、5歳になるというのですから、訳アリっぽいです。カウンセラーの糸賀朱里(鈴木砂羽)は、寺田のカウンセリングも担当していたようなので、かなりの部分を知っているとみました。

そして、本題の南條夕子との対決は?気になり処いっぱいの続きを、一緒に待ちましょう!

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ドラマ『ブラックリベンジ』第4話のあらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織その復讐の通過点

夫の寺田圭吾(高橋光臣)をスキャンダルで失脚させた三人の悪党のうち、塚本修二郎(神尾 佑)、愛原サユミ(芹那)を順調に葬ってきた今宮沙織(木村多江)。

残りの南條夕子(横山めぐみ)を罠にハメようと試みましたが、夕子の子飼いイケメン・川崎隼也(大和孔士)の裏切りにあい、逆に写真を撮られてしまいました。

ターゲット三人の中では、“したたかさ度”がNo.1だけあって一筋縄にはいきませんでしたね。しかし、そんな失敗にめげている沙織ではありませんでした。

夕子主宰のイケメン売春倶楽部の全貌を暴け!

隼也に写真を撮られましたが、モニター・チェックしてみると沙織の顔は写っていません。沙織はナノクリスタル仕込みのマフラーで顔を覆って、顔を写りこまないようにしていたのです。その素材は光を反射するので、ストロボ等の照明使用時に効力を発揮する秀れモノだったのです。

写真を撮られなかったものの、『週間星流』が夕子を追っている事がバレてしまいました。これで、やりにくくなった事は必至ですが、沙織にとっては始めから承知の上での行動です。しっとりした女の役が多かった木村多江ですが、この肝の座りようならば現代版『極妻』にも出演が可能なほどです。どこぞの映画・配給会社の方々、ひとつ検討してみては、どうでしょうか?

追われていると分かりながら、南條夕子もイケメン売春倶楽部「ラヴパラディーゾ」の活動を控える事などしません。秘書・柏原(菅原卓磨)の進言になど耳を貸したりはしないのです。
「そんな事をしたら、顧客が離れていってしまう」と言って、あくまでイケイケな姿勢は崩しませんでした。
夕子役の横山めぐみも、このような女を演じさせたら天下一品ですね。木村多江といい横山めぐみといい、熟女好きにはたまらないキャスティングとなっています。

一方、1,000万円を要求している城田(DAIGO)も執拗に沙織を狙ってきています。自分では“保険”と言って沙織の妹の綾子(中村映里子)と、その息子・悠斗に接触して「1,000万円を払わなかったら、この子を誘拐すれば誰か払ってくれるでしょ」と揺さぶってきました。

なおかつ、再び沙織の留守中に部屋に侵入してカバンを置いておき、「このカバンに1,000万円を入れてきて」と、メッセージを残したりしました。

その脅迫金を支払う前に、何とか夕子の裏事業の顔を暴きたい沙織でしたが、なかなか尻尾を掴ませません。

そこで編集部の新人記者の芦原咲良(岡野真也)を使って、隼也を含めた倶楽部のメンバーが集まった所の会話と動画を撮ってくるように指示を出します。

その日はイケメン・メンバーが集まり、それぞれの客の陰口を叩き合いながら盛り上がっていました。

咲良はちょうど隼也以外のメンバーを張り込んでいましたが、そこに合流、一緒になって画像を見せ合いながら盛り上がっていたのでした。

ちょうど、その時に夕子から電話で「明日は空けておいて。私が以前からお世話になっている人がお客だから」と電話が隼也に入った様子です。

「隼也はいいよなぁ、有名な婆ぁばかり相手にできて。オレなんて、無名の婆ぁばかりだぜ」と、こぼしたりしています。
「ババ、ババ、言うなよ(笑)」と、隼也も満更ではない様子です。

そこに集まっていたメンバーは5人ほどで皆、夕子の関連する企業のパンフやCMにチョイ役出演している連中でした。

その様子を咲良は、バッチリと動画に収めて編集部へ持ち帰りました。しかし、沙織は「まだ、これでは記事にならない。

ウラ(確証)を取らなければ」と言いながらも、咲良を励ましています。

ここで注目したいのが、咲良の記者としての成長ぶりです。沙織と組み始めた頃は「ファッション誌希望なのに、こんな事ばかりしている」と、愚痴ってばかりでしたが、最近では沙織の動向を気にして、無茶振りにも対処しているから立派なモノです。

『校閲ガール』(TBS)の石原さとみや『SCOOP!』(福山主演の映画。監督・大根 仁)の新人女性記者もこんな感じでしたね。

マスコミ物の女性キャラは元気な所がイイです!

とにかく、夕子糾弾まで「あと1歩」に迫っている事は確かなようでした。

カウンセラー・朱里と高槻の役割り

隼也の取材に失敗して、逆に罠にハメられた沙織に対して「もう復讐は終わりにしたらどうですか」とアドバイスした高槻。以来、沙織は夫の元秘書の高槻祐也(堀井新太)とは疎遠になっていました。

それでも高槻は独自に動いて、サポートを止めたりはしていません。まずは、カウンセラーの糸賀朱里(鈴木砂羽)に密かに面会しに行き、その真意を問いただします。
しかし、その場では逆に朱里に「何を言っているの、高槻さん」と正体がバレている事を知らされて狼狽するのでした。

その場で、どういったヤリトリがあったかは今話では明らかにされていませんが、高槻も朱里同様に重大な秘密を握っているような描かれ方をしていました。
妹の綾子にも「姉に知られたら、次は私の命が狙われる」という超ド級の秘密があるみたいで、今後も見逃せないです。

そういった秘密のヤリトリの元、朱里は夕子の「ラヴパラディーゾ」の新規客として隼也と対峙していました。
その時には高槻が用意した特殊なWi-Fiを持参しており、隼也のスマホから写真を抜き出して電波に乗せて飛ばしていたのです。隼也と夕子のLINEのやりとり画面まで送っていたので、これが記事になっていた時はウケました(笑)。受信したのは当然、高槻です。

この写真素材と今までの会話の録音テープをもとに、「星流砲」が唸りをあげました。裏サイトのアドレスは高槻が“寺田圭吾”名で、送ってくれていたので、これも証拠として大いに役立ってくれました。

こうして特ダネとして、南條夕子とイケメン達との関係や顧客にはセレブが多い事などをスッパ抜かれたのでした。

折りしも、南條夕子の通販会社の設立10周年とオリジナル・ブランドのセレモニーで夕子がスピーチをしている最中に事態が発覚。

秘書の柏原が血相を変えて壇上の夕子を無理矢理パーキングに引っ張って行き、そこで次週発売の『週間星流』のゲラ(印刷に回る前の段階の見本)を見せたのでした。

華々しいステージから一転、奈落の底に引きずり降ろされた瞬間です。そこに沙織がストロボを焚きながら登場して「お前ら全員、骨の髄まで炎上しな」と決めのセリフを吐いたのでした。

三人への復讐は完了したが黒幕は福島編集長だった?


夫・寺田圭吾の復讐を果たした沙織は、黒い服を脱いでベージュの上下で墓参しています。するとそこに、全てを失った夕子がやって来て「やっぱり、アナタだったのね」と言い放ちました。

その言葉をスルーしている沙織に「でも、これで終わりじゃないわよね?」と語尾も荒く問いかけてきます。「あら、ホントに知らないの?」と加えて、あのスキャンダルには黒幕がいて、その目的はスキャンダルを仕立てて雑誌を売る事だったと言うのでした。

それを仕組んだのは『週間星流』編集長の福島 勲(佐藤二朗)との事でした。

「灯台もと暗し」とは、よく言ったものね。夕子の笑い声が、墓地に響いていました。

沙織は復讐はまだ終わっていなかったと悟ります。そして、部屋の壁には新たに福島の写真が加えられたのでした。

そのあとは、用意した1,000万円をカバンに入れて城田の待つビルの屋上へと向かいました。復讐を続けると決めたからには、払っておかなければならない金と認識したのです。更なる覚悟を持ったという事ですね。

1,000万円を待つ城田は、屋上から『週間星流』の天満龍二(平山浩行)に電話をかけている様子です。

「あっ、天満さん~」しか聞こえませんでしたので、内容は来週以向のお楽しみといった所でしょうか。

城田は自殺か?他殺か?

そして、今話は沙織が目当てのビルに入ろうとしたすぐ横に「城田が降ってくる」という衝撃のラストシーンで幕引きです。

転落死なのか、自殺か、他殺か…。当初の目的だった三人への復讐が序章だったと思える程の、新しい展開へのスタートとも言えるラストでした。あ~、ビックリした!

ドラマ「ブラックリベンジ」第5話あらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織、新たな復讐の道へ!

今宮沙織(木村多江)から1,000万円を脅しとろうとした情報屋の城田純一(DAIGO)が、待ち合わせのビルの屋上から降ってきて(正確には“落ちて”だけど、この方が表現はピッタリ!)沙織は驚くばかりでした。

部屋に戻ってからも、沙織は過呼吸気味で心身共に落ち着きません。ミネラル・ウォーターをガブ飲みして、やっと平静さを保ち始めましたが事態の整理までは、とてもおぼつかない状態です。

沙織はこの日、社会的抹殺に成功した南條夕子(横山めぐみ)から「寺田圭吾(高橋光臣)を罠に嵌めた黒幕は、『週刊星流』編集長・福島 勲(佐藤二朗)よ」と告げられ、新たな復讐をリスタートさせると誓ったばかりでした。

その証しとして城田に1,000万円を渡して、突破口にして行こうとした矢先の出来事だったのです。城田が降ってきた直後にビルを見上げると、そこには人影が…。沙織の知らない所で、まだ5年前のスキャンダルが尾を引いているのを確信しました。

まずは、『週刊星流』で夫・寺田のスキャンダルを捏造した、福島編集長がターゲットに選ばれました。っていうか、この時点では福島の関与しか沙織には見えていなかったんですけどね。

南條夕子、天満龍二、それぞれと会食する福島

城田の死に驚いた一人に、『週刊星流』デスクの天満龍二(平山浩行)がいました。城田は天満の子飼いの情報屋で、その時は沙織の素性を城田に洗わせていたのでした。

編集部内で流れたテレビのニュースでその事実を知った天満は、メールをチェック。そこに城田からヴォイス・メッセージが届いている事を知ります。

そのメッセージを聞いている最中に、編集部に所轄署の刑事が二人で天満を訪ねて来ます。城田との電話のヤリトリが多いというのが理由で、天満は任意で連行されて行きました。

そこで天満は城田との関係を聞かれて、正直に「情報提供者です」と答えました。ただし、余計な事はしゃべりません。

逆に「こうして調べているという事は、城田は事故じゃないんですね?」と質問する始末です。

「そういうのは、まだお話しできないんですよ」と刑事は返します。そりゃぁそうですよね、スキャンダルを扱うのが得意な週刊誌のデスクに下手な事を言ったら、それこそ格好のネタになってしまいますから。特に警察関係の不祥事には敏感になっても、なり過ぎという事がないくらい警戒している昨今ですから。

最後に事件時のアリバイを尋ねられた天満は「自宅にいて、作業をしていました」。“独り者なので”それを証明できる人はいないと言っています。

刑事二人の見解としては、まだ自殺・他殺の断定は避けているようでした。城田は過去に詐欺で2回捕まっている事から、何らかのトラブルかもしれないという線も消してはいない様子です。

その時を同じく、福島は定休日のレストランで南條夕子と会っていました(いわゆる、密会ってヤツですね。でも、肉体的な関係があるかどうかは、ここでは問題ではないようですw)。蛇足ですが、福島はステーキを食しながら、夕子は赤ワインを飲みながら、です。

夕子は「5年前には、一緒に寺田を罠に嵌めた仲じゃないの」と詰め寄って、イケメン売春組織の記事はデタラメだったと載せてほしいと懇願します。

そうしないと、5年前の記事は捏造だったとバラすとヒステリックに叫んでいました。

しかしながら福島は、「今やアンタは美魔女セレブから“変態ロリコンばばぁ”と呼ばれてるんだよ。そんな女の言う事なんて誰も聞かない」と、突き放しました。

それで開き直ったのか夕子は、

「注意する事ね、あなたが捏造の黒幕だって女記者に言っておいたから、今度はアナタに矛先が向けられるわよ」。

それでも福島は、ステーキを食べながら、「あぁ、今宮沙織の事ね。こっちは何年この世界で飯を食ってきてると思ってるんだよ」と、不敵に笑うのでした。

こう言っちゃナンですが、佐藤二朗さんにはこういう役は似合わないのでは、と思ったりします。

ところが、そう思わせる人が現実では怖かったりするから、ホントは当たり役なんでしょうね。全体的に、キャスティングもいい作品だと思います。

舞台は変わって警察署前。ここで福島は、天満が開放されて出てくるのを待っています。

そして、開口一番「久し振りに、飯でも行こうか」と誘いました。

ステーキに続いて、今度は円卓の中華料理です。ここで二人は5年前のスクープ話しに花を咲かせたりしています。

寺田圭吾のスキャンダルの時には、もともと福島が掴んできたネタを若さ・体力面を挙げながら「政治に強いから、お前が行け」と手柄を譲ったりもしていたのでした。

その時の発した福島の言葉が、「お前はベストパートナーだ」でした。何だか非常にウソ臭いですよね?こうして、5年前の話しを引き合いに出してキャラ設定をしていますが、あっさりと消されたりする可能性も大です。そういった所が、ドラマの面白いトコなんですが…。

そうした昔話から、話しは城田の件に及んできました。天満は沙織の素性を探らせていた事を上司である福島に告げました。その上で「城田を殺したのは、今宮かも?」と、素っ頓狂な予想までしています。
視聴者的観点から言うと、「この時点での福島は、どこまで知っていて、どんな役割り・地位にいるのか?」が、大変気になる所となっているでしょう。

政治家としてのライバル・塚本修二郎(神尾 佑)、ハニー・トラップを仕掛けた愛原サユミ(芹那)、そして社長として大成したがっていた南條夕子の三人への復讐を終えて、少しはストーリーに中だるみが出てくるかと思いきや、とんでもない様相を呈してきました。

それまでよりも、ジェット・コースター感が増してきたようです。

天満の沙織への贖罪、そして福島の策略は続く!

通常業務に戻った天満は、城田が死亡前に送ってきたヴォイス・メッセージに沿ってコインロッカーを開けてみました。

するとそこには、今までに調べてきた今宮沙織についての報告書と写真が添えられていました。ここで、やっと天満は沙織の正体に気づいたわけです。

その天満は会議室に沙織を連れて行き、「城田を殺したのか?」と直球をぶつけてきました。その時に沙織は、城田が天満の命で動いていたのを初めて知ったのでした。

「1,000万円を要求したのも天満さんですか?」。

今度は天満が驚く番でした。そこで沙織は「この復讐は、、5年前の夫への捏造記事が起因している」旨を話し「策略だと知らないで記事を書いたとしても、天満さんも許さない」と糾びました。

事の正誤を調べすに、言われるがままに書いた記事で人が死んでいる事実を、天満はショックながら受け止めているようでした。

「私に協力してくれれば、許してもいい」と言う沙織の申し入れに、天満は逆らえないのでした。

その機会は意外に早く訪れました。それは福島の出張のスキを突いて、原稿を差し替えてしまう計画です。

内容は「内部告発!」という見出しで読者を煽って「5年前の寺田代議士スキャンダル・スクープは福島編集長の捏造だった!」と、デマ記事をやり込めるモノでした。

しかし、発売日に『週刊星流』を開いてみると、捏造告発どころか寺田元代議士の“新たなスキャンダル”が載っていたのでした。

そこには、沙織の妹・石山綾子(中村映里子)と、その息子・悠人の目伏せ写真(目元に太い線を入れて、個人を特定されないようにする写真。でも、見る人が見たら、誰かは分かる)も。

このスキャンダルについては、カウンセラー・糸賀朱里(鈴木砂羽)と寺田の元秘書で沙織のアドバイザー的役割りを担っている高槻祐也(堀井新汰)も、それぞれ別の方向から絡んでいるようです。

そして、復讐記事がなぜ再差し替えされたのか?ラスト・シーンで大笑いしていた福島の姿が印象的でしたね。

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ドラマ『ブラックリベンジ』第6話のあらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織の頓挫

今宮沙織(木村多江)の最終目標だった、『週刊星流』編集長の福島 勲(佐藤二朗)へのスクープによる復讐は失敗に終わりました。

5年前の捏造記事に加担したデスクの天満龍二(平山浩行)の記事差し替え工作も、あと1歩の所で、福島に再度差し替えられてしまったのです。

それも、5年前にさかのぼった寺田圭吾(高橋光臣)の新たなスキャンダル記事によってです。

5年前の件について福島は天満に「『星流』を守るため」と嘘ぶいてもいました。「俺の方が1枚上手だったという事だね」。大阪出張と偽り、実は印刷所に向かっていたのです。

それにより天満の自主退職は認められず、解雇という形になってします。それと、今宮沙織の精神的ショックも計り知れないモノとなりました。

今度のスクープは“裏”が取れていた!


福島の捏造スキャンダルが載るはずだった号が発売された朝、天満は解雇され、編集部では「やってはならないルール違反を犯したため」と福島から発表がありました。

独断で捏造記事を採用したと言っています。「デスクの重圧に耐えられなかったのかなぁ、相談してくれれば良かったのに」と、泣くのをこらえるような芝居がかった姿を、部下達に見せているのでした。

ちょうど編集部に顔を出した沙織は、福島に会議室へ呼ばれます。そこで沙織は、最新号を机に叩きつけて「また捏造するんですか?今度は、妹の綾子まで巻き込んで!」と、福島に食ってかかりました。

「ナニ言ってんだよ、イマミー。これはちゃ~んと裏が取れてるんだから。ほら、見てみな」と言って、スマホから動画を見せました。

そこには、寺田圭吾が一人で写っていて、「妻がいなくなった後、精神的にも荒れていた」「妻の妹と肉体関係を結んでしまった」と、確かに告白していたのでした。

それにしても、5年前に既にこんなにも動画ってポピュラーでしたっけ?ディスクに落としてスマホで見ているんだろうけど、相変わらずのハイテクぶりに感服ですね。

監修が元文春の中村氏だから、大手では当り前だったんでしょうね。筆者が所属していた弱小記者集団ではハンディ・カムがやっとでしたよw

で、閑話休題。沙織はその動画を見てて、体がガクガクと震えてくるのを感じていたのでした。本当に沙織は、何も知らなかったのです。

「ホントーに知らなかったんだね、イマミー。いや、寺田美幸さん。最初から正体を知ってて『週刊星流』に採用したんだよ~ん。

そうとも知らずに、チマチマと復讐なんてしちゃってさ」と、大笑いするのでした。どうやら福島曰く、掌の上で沙織は踊らされていたのでした。でも、追い詰められると怖い気がするんですけどね…。

一方、情報屋・城田純一(DAIGO)の事件についても、新しい局面も向かえていました。落ちてきた雑居ビル周辺の防犯カメラを調べた所、フードを被ったあやしい人物を見つけたのです。

野方署の刑事・鶴川謙三(宇野祥平)は、部下にも範囲を広げて防犯カメラの映像をチェックするように命じました。

この城田の事件が殺人だとしたら、本筋の沙織の復讐との絡みがどうなっているのか。さらなる黒幕の存在があるのか?

この点が非常に気になる所ですね。

圭吾の墓前での姉妹の言い分

沙織の妹・石山綾子(中村映里子)は、カウンセラーの糸賀朱里(鈴木砂羽)に相談に来ていました。事情を知る朱里から沙織に、綾子の気持ちを伝えてもらうためです。

しかし、朱里はそれを拒否します。「それは、綾子さんが自分の口でお姉さんに事情を話して分かり合うしかないわ」との事。

この朱里も、裏事情にも通じていて恐ろしい存在です。南條夕子(横山めぐみ)への復讐の時にはみずからイケメン売春倶楽部の川崎隼也(大和孔太)の元へ潜入したり、沙織の協力者で元寺田圭吾の秘書だった高槻祐也(堀井新太)に「他人の事より自分の心配をしなさい」と忠告したりと、何かと気になる存在になっていました。

ひょっとして、今後のキーパーソンなのかも知れないですよ。

その朱里のアドバイスを果たすために、まずは圭吾の墓参に子供の悠斗(佐藤令旺)を連れて行くと、そこには沙織も来ていました。

綾子は悠斗を一人で遊ばせて、墓前にいる姉・沙織の元へ足を運びました。そこで今まで言えなかった想いをブチまけたのです。

姉「あの記事、ウソだよね?」

妹「隠してて、ゴメン」

この時、沙織の平手が綾女の頬を叩いたのでした。

「小さい頃から、お姉ちゃんには何もかなわなくて嫉妬していた」と綾子は話しを始め、高校受験の時に家庭教師に来てくれた頃から、圭吾に恋心を抱いていた事も打ち明けます。

「その初恋の相手さえもお姉ちゃんは、自分の物にしてしまった」とも。折しも志望校に合格した日に、圭吾と姉の結婚話を聞いてしまったのです。

綾子は悲しみに暮れましたが「お姉ちゃんが幸せになるのなら」と、二人の結婚式にも出席しています。

そして月日は流れて、圭吾が『週刊星流』に捏造スクープをされました。この時、沙織は妊娠しており身を案じた圭吾が「騒ぎはすぐに収まるから、それまで東京を離れていろ」と妻を騒ぎから遠ざけたのです。

夫・圭吾の言う通りに、沙織は神奈川の知人の元へ身を隠す事にしたのですが、その直前に綾子に「圭吾さんが心配だから、時々は様子を見に行ってあげて」と頼んでいったのでした。

圭吾の予想を覆して、騒動は収まるどころか広がりを見せて自宅にも記者やレポーターが押しかけて来ました。

テレビで状況を見ていた綾子は、圭吾の部屋を訪れて驚きました。部屋は散らかり放題で、まさに“荒れている”という表現がピッタリだったのです。

その状況を見た綾子は毎日、圭吾を訪ねて甲斐甲斐しく世話を焼いていたのでした。

綾子は通ううちに、必要とされている自分が嬉しく思えてきました。そして、荒々しく圭吾に抱かれたのです。その時の状況を綾子は「圭吾さんは、本当に限界だった」と言いました。

話しているうちに、綾子が自分を正当化していると感じたのでしょう。沙織はすかさず、「アンタは最低な女よ」と言い放ち、綾子の話しを中断させたのです。

それでも綾子は止まりません。「好きになったんだから、しょうがないじゃない!」「圭吾さんは、まっすぐに私を見てくれた!」と叫んでいます。

その姿を見た沙織は、もらい泣きするどころか、「圭吾の事は許さない。アンタはもっと許さない」とまたしてもクールに言い放ったのでした。

この姉妹の泥仕合のようなヤリトリを陰で見ていた女が、静かに場を去りました。誰あろう、朱里です。彼女は一体何を狙っているのでしょうか。

この段階では、皆目見当が付かない所が余計に不気味です。

悠斗の父親は圭吾だった!そして、城田の事件も新しい方向へ

墓前での姉妹の言い争いが熱くなって来た時に、ついに綾子は今までどうしても言えなかった事を口にしました。

それは「その時に圭吾さんの子供を妊娠したのよ」だったのです。それも、身重の沙織が流産の苦しみにあった中での発覚だったと言ったのでした。

「圭吾さんの子供を産む事で、初めてお姉さんに勝ったと思った」とも言っています。

沙織の頬には自然と涙が流れ「なんで、一緒に暮らそうって言ったのよ」と聞きます。綾子は、大きくなる悠斗を見ていると、罪の大きさにも気づくようになって…。

その後は膝まづいて、姉にすがるだけで綾子は何も言えませんでした。

沙織も何も言いませんでした…。

一方、城田の件でも進展が見えました。警察にタレコミがあったらしいのです。そして、野方署の刑事二人が向かったのは、高槻の経営するバーです。

鶴川は警察の身分証を見せ「中野のビルで人が亡くなってまして、その件で同行をお願いします」と任意同行を促しました。それから、写真のコピーを見せて「これ、あなたですよね?」と迫ります。

高槻は「ちょっと用意をしますので、待ってください」と言いつつ、走って逃亡しました。二人の刑事は街中で高槻を見失います。

誰もいなくなった夜間の編集部(多分、〆切前ではなくてヒマな日だったのでしょう)では、天満が私物をまとめていました。

すると、沙織に付いていた芦原咲良(岡野真也)が「まるで、夜逃げみたいですね」と言って近づいてきました。

咲良は沙織と天満の作戦を聞いていて、福島のヤリ口に辟易としていたのでした。「ワタシも、こんなとこ辞めますよ」。

憤りを隠せない咲良に「お前は辞めるな。まだ、ここにいろ。オレも福島を許したわけじゃないから」と言って、含みを持たせたのでした。

高槻、天満、そして一人で部屋で呆然とする沙織。それぞれの決着はどうなるのか?

外の闇が今後を暗示させるように今話は幕となりました。

ドラマ「ブラックリベンジ」第7話のあらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織、見失う“自分”

5年前にスキャンダルを捏造されて、みずからの命を絶った代議士・寺田圭吾(高橋光臣)。その無念を晴らすために元妻・今宮沙織(木村多江)=寺田美幸は、『週刊星流』を舞台に“スキャンダルにはスキャンダルで”復讐を果たしていきました。

目標を達成したのも束の間、その『週刊星流』自体にも捏造疑惑が発覚。沙織は新たなるターゲットを捉える事を決意しました。しかし、その出鼻を挫かれる形で眠っていた寺田圭吾の新スキャンダルを発表されて沙織は茫然自失となるのでした。

追い打ちをかけるように、その「寺田圭吾スキャンダル」(妻の妹との不倫)は事実だと妹の石山綾子(中村映里子)から語られます。そして、シングルマザーとして育てている息子の裕斗(佐藤令旺)は圭吾との不倫の子供だとも…。

その事実は次号の『週刊星流』に載り、またしても反響を呼んでいます。沙織はその記事を糸賀朱里(鈴木砂羽)のクリニックで見ました。
前日に「私は何のために復讐をしてきたんでしょうか?」とカウンセリングで心情を吐露しているうちに眠ってしまい、そのまま朝までソファーで寝ていたのでした。

考えてみると、こんなクリニックがあったらイイですよね。喋るだけ喋って、寝てもOKなんですから。下世話になりますが「こういうのって、入院費は発生するの?」って、庶民な筆者はすぐに懐具合を心配してしまいます。あ~、貧乏は嫌だっ(自問自答w)。

それはさておき、沙織がここへ来て自分を見失っているのは一目瞭然です。そこを、どう乗り越えて“敵”と対峙していくのかが、今後の鍵になってくるでしょう。もちろん、敵というカテゴリーには、まだ実像が見えてこない敵も含めての事です。

動きだした朱里は福島と密会

そんな精神状態が不安定な沙織をクリニックに残して「ちょっと出てくる」と、朱里は外出します。会食の予定があったからです。その相手というのは、ナント『週刊星流』の編集長・福島 勲(佐藤二朗)でした。

「こうして二人っきりで会うのは4、5年ぶりかな」と福島が始めました。二人の会話の内容からすると、寺田圭吾の画像やネタを提供したのは朱里だという事が分かります。

「これで今宮も、もうはむかって来ないだろう」と福島がニヤけると、「彼女は、まだ復讐を続ける」と朱里は微笑しながら言葉を返すのでした。

この場面だけを見てみると、朱里は福島を焚きつけて沙織への攻撃を緩めないように仕向けているような感じです。

朱里がここへ来て、黒幕めいた立ち位置である事は、視聴していて分かってはきましたが、その微笑の裏の真意がまだ見えてこないという点が不気味ですよね。

綾子と悠斗を「星流砲」が直撃

「読者が飽きるまで追求を続ける」という福島の主義通りに、寺田スキャンダルはまだまだ続けられる様相を呈してきました。

それどころか、さらに読者を煽ってヒートアップさせるために、綾子本人と悠斗に直接のコメントを取ってくるように編集部員に指示を出しました。

折しも「雑誌スクープ大賞」を2本同時に受賞したとあって、福島以下、編集部員達の意気も上がってきています。その2本とも沙織の記事だったのですから、皮肉ですよね。

綾子と悠斗は、路上でも執拗にコメントを求められました。その姿は、近隣の住民らの格好のウワサの種になって母子は外出すらままならない状況へと追い込まれて行ったのでした。記者からの電話も頻繁に鳴り出し、綾子はコードを抜いてしまいました。

ワイドショーでも後追いを始め、テレビから「不倫」という言葉が流れ出すと「フリンって何?」と悠斗が聞き出す始末です。その場は取り繕った綾子でしたが、公園で幼稚園の友達から「ゲスフリン!ゲスフリン!」と悠斗がなじられる姿を見ていると、色々な思いが頭の中をフラッシュ・バックしていくのを覚えました。

追い詰められた圭吾に抱かれる自分、墓前で「サイテーの妹よ!」と姉・沙織に叫ばれる自分……etc。

このような思いが次々に去来してきて、綾子は公園で意識を失い倒れてしまいました。

「意識を失って病院に搬送された」という報を受けた沙織は、病室で眠ったままの綾子と対面します。その綾子を見ていると、今度は沙織がフラッシュ・バックに襲われます。

「お姉ちゃんにはできない、圭吾さんの子供を産む事が私は嬉しかった」と泣きながら叫ぶ綾子の姿が、脳裏に飛び込んできたのでした。

そして、無意識のうちに綾子の首に回した手が徐々に力を帯びてきました。

その時でした、病室に入ってきた悠斗が「ママが起きないのはボクが悪いの?」「ボクがゲスフリンだから?」と聞いてきたのです。

沙織は何も答える事ができませんでした。

城田転落は、やはり殺人事件だった!

沙織に加担した事が福島に知れて、編集部を追われた元デスクの天満龍二(平山浩行)は福島攻落を諦めてはいませんが、具体策はまだ何も浮かばない状態です。

天満は退職を思いとどまらせた芦原咲良(岡野真也)と、喫茶店で沙織を心配しつつ『週刊星流』の出方について話していました。

するとそこに、野方東署の鶴川(宇野祥平)、並木(加治将樹)両刑事が訪ねて来ました。

どうやら、情報屋・城田純一(DAIGO)は転落事故ではなく殺人だったというのです。その事実を沙織に知らせようと天満は部屋の前でノックを続けますが応答はありません。

それでも、部屋に沙織がいる可能性も考えて「城田は高槻(堀井新太)に殺された」と大声で告げて帰りました。

それを聞いて愕然とした沙織は、なんとか高槻と連絡を取って潜伏先の廃屋を訪ねます。

高槻は盗聴によって、城田の脅迫の証拠となる音声トラックを所持していて「ユスリは止めろ!」と迫った所、揉み合いになってビルから落としてしまった事を告白しました。

加えて、遡ること5年前。「妻の妹と寝た」と聞いた秘書の高槻は、寺田をなじってしまい親身になって今後の対策をフォローできなかった事を悔やんでいるとも話しています。

そんな時に5年ぶりに沙織が復讐のために現れたので「必ず守り抜く」と決めたんだそうです。それもこれも「沙織の事が秘書時代から好きだった」からだと、愛の告りも加えていました。

これまで、クールに仕事をこなして見えた高槻の“純愛エピソード”ですよ。とても成就できるとは思えませんが、応援だけでもしたくなりました(注:筆者、勝手に想うww)。

「復讐が済んだら自首します」と言った時の力ない表情が、哀愁を誘って印象的でした。

朱里のカウンセリングと福島との攻防

ひたすら復讐に邁進していた時と違い、今の沙織は目標を見失っているせいか精神状態が不安定です。従って、朱里のカウンセリングを受ける頻度も増えていました。

(それにしても、フィクションとはいえ朱里のカウンセリングには「?」な場面が少なからずありますよね。関連団体からクレームがこない事を願っております)

この日の朱里は沙織に対して、「全ては『週刊星流』の捏造記事から始まった」と言い出しました。闇献金問題から愛原サユミ(芹那)との下半身スキャンダルまで、これらがなければ沙織が流産する事もなかっただろうとも言っていました。

そして、その捏造記事を造った張本人はのうのうとしているとも加えています。暗に福島を指している事が分かりますよね?

でも、ちょっと待ってください。先日の久し振りの二人での会食では「沙織は、まだ復讐を続けるつもり」と福島に注意を促していたはずなのに。

この、双方の火に油を注いで勢いを増している朱里の行為の狙いは?ますます、興味深くなってきました。

と、そこに福島から沙織に電話が入ります。

「今、妹さんの病室にいるんだけど目を覚まさないから、このコ(悠斗)に話しでも聞こうと思ってるんだけど」。

沙織は病院へ急ぎました。すると、福島は「夫を妹に盗られた、キミのコメントでももらおうかな」と半ばおどけて言いました。

その福島に向けて沙織は「これ以上、(私達家族を)巻き込むような事があったら…あなたを殺す!」と言い放ったのでした。

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ドラマ『ブラックリベンジ』第8話のあらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織、最終章へ向けて

前回のラストで、今宮沙織(木村多江)が『週刊星流』編集長・福島 勲(佐藤二朗)に言った「これ以上、私の周りを巻き込むなら、あなたを殺す」という言葉が今の沙織の状況を表しています。

追い込まれた女豹のあがきなのか、開き直った発言なのか、はたまたヤケクソなのか。いずれにしても、“手負いの獣”のような怖さが滲み出ている事だけは確かなようです。

こんな手詰まりな状況下で、沙織はどんな策を弄してくるのか?当初の三人のターゲットをスキャンダルで社会的に葬り去った今、標的は(今のところ)福島に絞られたと言っていいでしょう。

義憤に駆られた咲良は、福島に反旗を!

小雨の降る中、「星流出版社」というおそらく自社ビルから福島が出てきました。多分、昼食にでも摂りに行くのでしょう。それにしても、ビルとは凄いですね。普通、あのくらいのビルを持つ出版社(一時期、エロ本で稼いでビルを建てた出版社も多かったですけど)では、まずスキャンダル大好き週刊誌は出さないものですが。出版不況と叫ばれる昨今では、羨ましい限りと思いつつ視聴してる関係者の方々も多くいる事でしょうねw。

それはさておいて、その福島を遠まきに見ている女性がいました。思い詰めた表情をした沙織です。沙織はコートのポケットからサバイバル・ナイフを取り出して、身構えています。

「隙あらば刺す」つもりのように見えましたが、そこに編集部員達が合流して一団となって歩き出したので往来での修羅場は避けられました。沙織の緊張も解けたようでした。

そうした一連の沙織の姿を、さらに見つめていた影が二つありました。ひとつは元デスクの天満龍二(平山浩行)で、彼は沙織が思いとどまるのを見届けてから、どこかへ消えて行きました。

もうひとつは、沙織のアシスタントをしていた新人編集部員・芦原咲良(岡野真也)でした。沙織と天満の秘密の打ち合わせを偶然耳にしてしまって以来、何とか沙織の力になろうとしている健気な編集部員です。

この時も「今宮さ~ん、お久し振りです。お元気ですかぁ」と屈託なく擦り寄って行きましたが、沙織には無視されています。これは、単にウザいのではなく沙織の親心に見えました。「巻き込んではいけない」という、思いです。

この後にも直接、沙織の部屋を手料理持参で訪ねたりしていますが「もう、私には構わないで。あなたはファッション誌でも何でも、自分のやりたい事をやりなさい」と言われてしまいました。

天満にも「もう、関わるな。お前には未来がある」「今宮が“いい”って言ってるんだから、もういいだろ?」と、ここでもクールに言われてしまいます。

しかし、それでもあきらめない咲良は捏造の証拠を集めようと躍起になります。

同僚から福島はこれまでの取材データや資料を、個人で借りたコンテナ(レンタルBOX)に保存してあるらしい事を聞き出しました。

誰もいなくなった夜間の編集部で、そこの鍵を福島のデスクから持ち出した咲良は、5年前の捏造データを探しに、単身でコンテナへ向かったのでした。

そこで咲良は目当てのコンテナを、2F部分で発見しました。しかし、その扉を開けようとした所を、移動階段を外されてしまいます。

「オレのコンテナに、何か用か?」。

編集長・福島でした。彼は、用心深く編集部が無人になった時には監視カメラを作動させて、自分のスマホに連動させていたのです。やはり、咲良では荷が重かった!

「ファッション誌をエサに、色々と役立てようと思っていたのに…お前はクビだ!」と天満に続き、咲良まで職を奪われてしまったのでした。

カウンセリングを終わらせまいと、伏線を張る朱里

沙織は糸賀朱里(鈴木砂羽)のクリニックへ、カウンセリングというよりも自分の意思を再確認しに訪れました。

ここで沙織は朱里に向かうでもなく「私の命は、はじめから意味なんてない」と呟いてみせました。

次はそれよりも少し強い口調で、朱里に正面から「自分に甘えはありません」とも語りました。

そして、何かを決心するかのように「ここへ来るのは、今日が最後になるかも知れません」と言いました。

しかし、それでは朱里の企みは完結しません。目論見・目的が何なのかは、まだハッキリとはしませんが、朱里は沙織に対して“仕掛け”をしている事だけは確かなのですから。

そうならないためなのか、それとも沙織が戻って来る事を確信しているからなのか「全てが終わっても、私があなたに新しい“生きがい”を与えてあげるから」と、暗に戻ってくるように。朱里は促すのでした。

朱里については、城田純一(DAIGO)殺害容疑で逃亡中の高槻祐也(堀井新太)も謎解きをしていました。

まだ城田事件の全容が掴めていない時でも、「他人の心配してて、大丈夫なの?」と高槻に言葉を残したり、南條夕子(横山めぐみ)のイケメン売春組織を暴く時にも活躍したりと、不透明な動きが多すぎるからです。

これは、沙織をはじめ反福島・反『週刊星流』の誰にも知られていない事ですが、福島とも繋がっていて……。

その朱里が、どうやら「本名・入山灯里」であるらしい事を高槻は突き止めたのでした。

そして、現在は廃校になっている(未確認)私立恵蘭女子中学で沙織(=石山美幸)と朱里は同級だった事も分かりました。

武力行使の失敗を、逆に好機に!

朱里のカウンセリングで「自分に甘えはない」と匂わせた通りに、沙織は武力行使に出るのでした。

雑誌スクープ大賞の受賞パーティーの控え室で身を潜めて、福島が来るのを待つ沙織の手には、あの日と同じナイフが握られていました。

その雨の日との違いは、今回はためらいなく福島に体ごと突進した事でした。

「やめろ今宮、お前も刑務所に入れられるんだぞ」と福島が説得しても、沙織は止まりませんでした。

沙織としては、確実に福島を捉えたつもりでしたが「残念でした、こういう商売をしていると狙われた事なんて1度や2度じゃないから護身術には長けてるんだよ」と言って、ナイフをふりほどいたのです。

「まずは、謝ってもらおうかな?」と言うと沙織に「すいませんでした」と繰り返しワビの言葉を吐かせました。

安心したのか福島は5年前の記事は捏造だったと、ついに自分から白状しました。「夫婦揃って、大衆の笑いものになる運命だったんだね」。

そして、「次で寺田圭吾(高橋光臣)スキャンダルを終わらせてやるからインタビューに答えろ!」と続けました。

最終回の内容は、当事者インタビューとして「お前のモザイクなしの写真と一緒に載せてやる」と言い、「夫を寝取られた気分は?」

「その不倫相手に子供がいると知った時は、どんな気分でしたか?」

と、仰向けになって赤ん坊が“いやいや”の仕草をするような沙織に、執拗に質問責めを浴びせました。

そうして編集部に戻った福島は部下達にハッパをかけるとともに「来週号の右トップは、寺田圭吾スキャンダル最終回だ。記事はオレが書く!」と、自分を鼓舞するように言い放ちました。

時刻は23時になり、テレビではその日最後のニュース番組が始まりました。すると、そこでは寺田圭吾スキャンダルについての報道が流され出しました。

5年前の『週刊星流』での記事は、捏造だった事や真実が擦りガラスの向こう側で、こと細かく喋っている人影が見えています。

やがてその人影は、カメラの前に素顔を晒して話しを続けています。そこに映っているのは、今宮沙織でした。

「夫の寺田圭吾は『週刊星流』に殺された」と、沙織の生告白から始まったニュースは、ついさっきのスクープ大賞控え室での、強引なインタビュー風景までも映し出していました。

この動画をアプリ操作で入手したのは天満でした。テレビでニュースとして取り上げられたのも、彼の口利きによるモノです。沈黙していた天満の、反撃のキツい一撃だったというわけです。

このニュースの最後を締めたのは、沙織のカメラを通しての福島へのメッセージでした。

「これで全て終わり。あなたも私も地獄へ落ちるわ…骨の髄まで炎上しなさい」。

編集部には電話が鳴りっ放しで、この音は福島が破滅して行く音のように響いていました。

ドラマ『ブラックリベンジ』第9話のあらすじネタバレ見どころ感想

今宮沙織の復讐は終わったのか?

5年前の『週刊星流』誌のスキャンダル捏造によって、今宮沙織(木村多江)の夫・寺田圭吾(高橋光臣)は、結果的に自殺しました。

沙織は、そのスキャンダル捏造に加担した塚本修二郎(神尾 拓)と南條夕子(横山めぐみ)、愛原サユミ(芹那)を、同じ『週刊星流』のスクープによって社会的に葬りました。

そして、みずからニュース番組に出演して素顔と本名を晒した沙織は、その生放送で捏造記事の大もとの編集長・福島 勲(佐藤二朗)を糾弾、復讐も果たしました。

これで、夫の復讐は終わりを告げたかに見えましたが、さらに“深い闇”が待ち受けていようとは、この時の沙織には知る由もありませんでした。

糸賀朱里の仮面

退院した沙織の妹・石山綾子(中村映里子)は、息子の裕斗(佐藤令旺)をともなって糸賀朱里(鈴木砂羽)のクリニックを訪れていました。

そこで綾子は、「お姉ちゃんを、助けてくれませんか?多分、死ぬつもりです」と懇願しました。

その願いに対して朱里は、「自分で止めればいいんじゃない?彼女がいない方が、都合がいいと思ってるくせに。今度は心配したフリ?」と冷たく言い放つのでした。

これまでの「優しい先生」という仮面をかなぐり捨てたかのような、朱里の物言いです。

「でも大丈夫よ。彼女にはまだやり残した事があるから死なないわ」。

そう言うと朱里は、5年前に綾子と知り合った経緯-ケータイを拾って届けてあげた-は実は、朱里自身が仕組んだ事だとカミング・アウトしはじめました。

その行為は、目的を遂げるための、大いなる助走(沙織に近づくための手段)だったみたいですね。

沙織に対して“何か”をやらかすために利用しようと綾子に近づいたとの事でした。

さらに朱里は、「ごめんね、散々振り回して。でももうひとつだけ最後に大きな役割りがあるの」と言って、綾子に迫りました。

今回の朱里のシーンは、全体的に照明が暗め!それが何とも不気味さを醸し出して、いい雰囲気に仕上がっています。

だいたい「糸賀朱里」という“名”からして、おそらくは偽名で、暗号なわけですよね?医療機関でそんな事(一般社会でも、同じですがw)をしてもいいものなんでしょうか?

「糸賀朱里」「今宮沙織」というネーミング自体が伏線を孕んでいるとしたら…。来週は凄い事になるでしょうね。

『週刊星流』の廃刊と芦原との別れ

『週刊星流』編集部のあるビル(今回は「文藝星流社」のブロンズ看板が建っていましたよ。先週とは社名が違うような!?)の玄関には、ワイドショーや記者が後追い取材をしようと押しかけていました。

『週刊星流』は30年の歴史に幕を下ろして、廃刊が決まりました。編集部内は後片付けや残務整理で雑然としています。そんな状況下にも関わらず編集長・福島は雲隠れでもしたのか、しばらく姿を見せていないようでした。

その様子を、遠目に見ていた沙織に「今宮さ~ん」と大声で近づいてくる人物がいました。編集部でアシスタントとして沙織を手伝っていた芦原咲良(岡野真也)でした。彼女は福島の捏造を単独で暴こうとして返り討ちにあい、クビになっていた身でした。

「荷物を取りに来たんですよ~」。

咲良の声に気づいたレポーターや記者たちは沙織も発見して、コメントを取ろうと追いかけてきます。

咲良と沙織が逃げ切って、落ち着いた時に咲良は「天満さんの紹介でファッション誌の編集部に入れました。

今宮さんに“何事もやり遂げる精神”の大切さを教わりましたから、頑張りますよぉ」。

その言葉に対して沙織は「芦原、ありがとね…あなたと一緒にいると…いや、何でもない」と言い、一人で去って行きました。

その背中に向けて咲良は、またしても大声で「困った事があったら、なんでも言ってくださいよ~。私と今宮さんは、、友達なんですから」と叫んでいました。

ここへきて、沙織と咲良は“戦友”のような間柄に昇華していったみたいですね。男目線からの「オンナの友情」という感もしないではないですが、視ていて“ジーンとキた”シーンだったです。

福島の凋落と天満の「きっちり追い込む」宣言

『週刊星流』の廃刊が決まり、編集部内がごった返ししてる頃、福島は港から海を眺めていました。すると、そこに元デスクの天満龍二(平山浩行)が現れて、「現実逃避ですか?」と声をかけました。

「オレももう終わりだな」とポツリと呟いた福島でしたが、「自業自得ですよ」と天満は同情しません。

それでも気を取り直した福島は、「ふたりで配信事業を始めよう!捏造の事なんて、しばらくすれば忘れられちゃうから」と天満を誘いました。

その言葉を聞いた天満は「そんな事ないですよ。この世界での居場所はもうない!あなたを、追い掛け回すのはオレだから…きっりと、追い込む!」

そう言って踵を返した天満を見て、佐藤は人目もはばからずに暴れまわりました。その姿を動画に録って、天満はメディアにのせたのでした。

スクープを連発して、肩で風を切って歩いていた福島のマスコミ人としての寿命は尽きたようです。

沙織と福島、最後の会談。そして、福島はみずからの命を!

袋小路に迷い込んだ福島から呼び出しを受けて、沙織はビルの屋上へ来ていました。そこで福島は、スクープを取った時の快感・高揚感等を回想しだしました。

そんな話しの中、急に5年前の捏造記事の話しとなり福島はあらためて、「いや~、終わらないよ。お前の復讐は全て終わってないよ」と言い出しました。

以下は5年前の話しで、福島がデスク時代にさかのぼります。

低迷していた『週刊星流』は、廃刊寸前まで売り上げが落ち込んでいました。そんなある日に、匿名の資料が福島に送られてきます。

そこには、若手有望株の政治家・寺田圭吾とキャラベル社長・南條常康(夕子の父で先代社長)の不正献金の証拠が同封されていました。

そのタイミングでボイスチェンジャーで声を変えた非通知着信が入り、「あの資料にある事は、本当よ」と言って電話は切れました。

そこで福島は筆跡鑑定等のウラを取って、事実であると確信しました。編集会議でも企画はスンナリと通り、そのスクープによって『週刊星流』は息を吹き返したのでした。

ここまで聞いただけでも、沙織は顔面蒼白ですが、さらに話しには続きがあって、「あの話しはウソよ」と例のボイスチェンジャーからの電話がかかってきました。

「ばらされたくなかったら、次も寺田圭吾のスキャンダルを載せる事、これが条件よ」。

スクープに湧き上がる編集部で「あれは“ガセ”だった」と言えるわけもなく、加えてスクープの虜になってしまった福島は、その申し出に乗るしかなかったのです。

そこで、父にとって変わって会社を我が物にした夕子に要請してサユミを手配、ベッド・インでの写真を作り上げて掲載したというわけです。

復讐を全て終えたつもりの沙織でしたが、この話しを聞いて驚愕しました。福島に“ボイスチェンジャー”してきたヤツこそ、黒幕だったのです。

「誰?誰なのよ!」と聞く沙織に、福島はいともあっさりと「糸賀朱里だよ」と告げました。

そして、「よく見とけ、今宮。お前がオレを殺したんだ」と静かに言って、ビルの屋上からみずから落ちていきました。

糸賀朱里と沙織を結ぶ点と線

一方、城田(DAIGO)殺しの被疑者として追われる高槻祐也(堀井新太)は、捏造の根源は糸賀朱里に関連していると推察して、彼女の周辺を洗っていました。

そこで朱里と沙織が恵蘭女子中学校の同級生であり、同じく同期の北里玲奈が在学中に屋上から飛び降り自殺をしている事を調べあげました。

朱里が何をしたのか?何をしようとしているのか?

これらを高槻は現段階では、知ってはいませんが“とにかく怪しい”という事だけは分かっているのだと思います。

“怪しい”の範疇を超えて“危ない”ゾーンに突入しているかも知れませんね。視ているだけで、怖いですから(笑)。

その危機を沙織に知らせようと街に出た高槻でしたが、彼を追っていた刑事に捕まってしまいました。

そんな逮捕劇があった事も知らずに、沙織は朱里のクリニックへ着きました。

「全てが終わったら、またここへ来なさい」と朱里が告げていた事を思い出しながら、です。

部屋に入ると、寺田圭吾が沙織に残した最後の動画が流されており、そのラストにはなぜか朱里も映っていました。

奥の部屋を覗くと、綾子がいて、目を開いているものの意識のない状態で座らされています(この時点で、生死は不明)。

その花に埋められた綾子の体には、

「私のこと思い出した?思い出せなかったら悠斗君を殺す。25年前あなたが私にそうしたように」と書かれた、メッセージカードが添えられていました。

ドラマ「ブラックリベンジ」10話最終回のあらすじ・ネタバレ

全てを仕組んでいたのはカウンセラーの糸賀朱里だった!

政治家で夫だった寺田圭吾をねつ造された政治裏金&愛人スキャンダルで自殺に追い込んだ者たちへの復讐をこれまで行ってきた圭吾の妻である今宮沙織。

復讐のターゲットになったのは政治家の塚本修二郎、女優の愛原サユミ、サユミの母親で通販会社社長の南條夕子、

そしてそのねつ造スキャンダルを報道した『週刊星流』の編集長福島もねつ造の証拠映像を公に晒され

『週刊星流』は廃刊となり、全てを失った福島は沙織を呼び出しねつ造記事のきっかけを作ったのは

沙織のカウンセラーもしている糸賀朱里だと告げ、沙織の目の前でビルから飛び降ります。

朱里が経営するクリニックへ行くと沙織の妹の綾子が花に囲まれながら亡くなっていました。

そこには25年前の事を思い出せないなら次は綾子の子どもである悠斗君も死ぬとメッセージが。

パトカーのサイレンも聞こえる中、綾子を残しクリニックを後にします。

25年前の事を思い出す為、ノートPCで調べるとかつて在籍していた恵蘭女子中学校で25年前に飛び降り自殺した少女がいた記事を見つけます。

沙織は当時教室で先生が北里さんが飛び降り息を引き取ったと話していた場面を思い出します。

復讐する沙織を脅そうとしていた便利屋の城田を突き落とし逮捕された高槻裕也は糸賀朱里は危険だから警察に止めて欲しいと訴えていました。

しかし警察にも朱里と関わっている刑事がいると知り高槻は愕然とします。

解体工事中になっていた恵蘭女子中学校を訪れると北里玲奈が飛び降りた日の事を沙織は鮮明に思い出し始め

横たわっている北里玲奈の横で涙を流し必死に声を掛けていた女の子がいた事も思い出します。

沙織は当時、教材準備室で北里玲奈とその女の子がキスする場面を目撃し、それを他のクラスメイトに話してしまった結果

学校中に噂が広まってしまい、追い詰められた北里玲奈は飛び降りてしまった事を思い出しました。

沙織がその教材準備室へ行くと朱里が座って待ち構えていました。

朱里の沙織への復讐の動機は?

沙織は朱里にどうして綾子をあんな酷い姿にしたのか悠斗君はどこへいるのかと詰め寄りますが

朱里は貴方が私の大切な人だった北里玲奈を死なせたと怒りを露わにします。

あの時、北里玲奈と一緒にいた女の子は糸賀朱里でした。

貴方が他のクラスメイト達にペラペラ話さなければ玲奈は死ぬ事はなかったと沙織を責めます。

教室では笑いものにされ不登校になり遂には玲奈を飛び降り自殺にまで追い込んだ「無言の暴力」を

絶対に許さないと言う朱里はそのきっかけを作った沙織に復讐をする事を決意したと言います。

沙織に本当に大事な人ができる時まで復讐のタイミングを待っていたという朱里の20年以上に渡る計画を知り沙織は驚愕します。

玲奈は私にとってそれだけの存在だったと朱里は言います。

5年前の事件の真相

朱里はまず妹の綾子に近づき、姉の沙織への嫉妬と姉婿である圭吾への秘かな想いを知ります。

次に5年前に休刊危機だった『週刊星流』にねつ造記事の書類を送りつけます。

スキャンダル騒動に巻き込まれ弱っていた圭吾に接近し、朱里は弱音を吐く圭吾を内心笑っていたとまで言いました。

それでもまだ復讐には物足りないと更に追い打ちをかけるスキャンダル記事を編集長の福島に書かせます。

朱里は当時妊娠中で避難していた沙織の代わりに貴方が圭吾さんを支えなさいと綾子に焚きつけてもいました。

妻の妹と肉体関係を持ってしまった罪悪感も加わり圭吾はもう精神的に限界に来ていました。

自殺する事を決意した圭吾を止めずに背中を押し朱里の復讐は成功しました。

朱里が仕掛けた新たな復讐とは

北里玲奈の復讐の成功したもののも朱里も4年間罪悪感に苦しんだと告白します。

その後、沙織の行方が気になった朱里は施設に様子に見に行きました。

沙織にも復讐の罪悪感を味わわせる為に朱里は沙織がいる施設に

あの騒ぎは全てねつ造だったという証拠データを送ったと告げます。

施設から戻ってきた沙織は綾子からカウンセラーの朱里を紹介され、復讐するよう誘導されていたのです。

全てを知った沙織は「そんなに憎いなら最初から私を狙えばいい!」と激怒します。

「死なんて所詮一瞬の苦しみだ」と朱里は吐き捨てます。

そんな朱里に「私に復讐するときどんな気分だったの?」と沙織は問いかけます。

復讐する時の悪夢にうなされ押し潰されそうな罪悪感、達成した時の快感は「私も貴方と同じよ」と朱里は沙織を抱きしめます。

朱里は沙織に「これからまた私に復讐するのか?」と尋ねます。

「貴方は私が生み出した。私が終わらせてあげる」と沙織は答えます。

学校の屋上に行き、復讐の連鎖を終わらせるには二人とも死ぬしかないと沙織は言います。

朱里は「貴方は死ねない。死なせない。貴方が死んだら悠斗君はどうなると思う?」と沙織に問いかけます。

妹の綾子を死なせたのは悠斗を一人孤独にさせないよう、沙織を死なせない為だったのです。

「圭吾と綾子の子どもである悠斗君を育てていけば、一生あの二人の裏切りを目の当たりにする事になる」と朱里は言います。

そして成長した悠斗が両親が亡くなったきっかけは自分であると知る地獄を貴方は味わう事になると沙織に宣言します。

それが貴方に与える最後の罰だと言い残し、私は玲奈の元へ行くと朱里は屋上から飛び降ります。

飛び降りようとした矢先、沙織は朱里の手を掴み、止めました。しかし朱里はその手を離し落ちていきました。

その様子を見た沙織はその場で泣き叫びます。

その後、廃刊となった週刊星流のスタッフは元星流記者の天満の紹介で

それぞれの得意なジャンルの雑誌の編集者になっていました。天満は海外で記者活動するそうです。

悠斗を引き取り生活していた沙織の姿を福島が遠くからカメラで撮影していましたがデータを消し去っていきます。

沙織は悠斗の手を握り、朱里の復讐を受け入れ生きていく覚悟を決めていました。

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