『ウツボカズラの夢』は、乃南アサによる日本の小説です。
『小説推理』にて2006年6月号から2007年9月号まで連載されて、 2017年に東海テレビ制作でテレビドラマ化されフジテレビ系で放送されました。
引用:東海テレビ
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ウツボカズラの夢キャスト別あらすじ
斉藤未芙由 (志田未来)
志田未来(シダミライ)
生年月日:1993年5月10日 (24歳)
身長:152 cm
学歴:堀越高等学校
神奈川県出身
研音所属
長野県の田舎に住む18歳。高校三年生のときに母親の幸恵が大病を患い、看病、家族の世話、家事などすべてやってきた。
気付いたころには進路の道は閉ざされていた。そんな未芙由に母は、『大丈夫。素直にまっすぐ生きていれば、絶対に誰かが助けてくれるから。』とほほ笑む。
現実ってそんな単純だっけ?と未芙由は思っていた。
母が亡くなってすぐに父が再婚相手のはるかをつれてくる。
はるかは妊娠していた。そんなとき、あったこともない母のいとこ・尚子から手紙が一通届く。東京の鹿島田家にいらっしゃいというものだった。
はるかと父親はたった三万円と荷物を少し持たせて未芙由を追い出した。
鹿島田家では未芙由を歓迎してくれる尚子以外の家族はみんな無関心。隣の家に住む久子はよく思っていなかった。
尚子は未芙由の部屋を用意しておいてくれた。
そんな尚子も未芙由を泊めるのは短期間のことかと思っていた。
鹿島田家の食卓は無言。食事はすべてケータリング。家族同士の会話もあまりない。そしてなにより金銭感覚が違った。異様な雰囲気に驚く未芙由。
雄太郎と尚子の家事をめぐるけんかがきっかけで家事を請け負うことになった。
どんなことでもいいから、居場所を作る理由にしたい未芙由。
ある日、雄太郎に忘れ物を届けるよう頼まれた際、雄太郎の不倫現場を目撃してしまう。
そしてその様子を仁美に見られてしまう。
久子に未芙由を追い出すように言われた雄太郎はすぐさま未芙由を部屋に呼び出し、出ていくよう言う。未芙由は昼間の不倫現場のことを言うと、雄太郎は未芙由に3万円握らせ、さらに追い出そうとする。未芙由は雄太郎に抱き着いた。
雄太郎は翌朝、未芙由を家にいさせようという。
交換条件に習い事か仕事をすることを尚子が提案した。
そのことがきっかけで雄太郎は未芙由を食事に誘う。その様子を杏子が見ていた。
食事の後、何も欲しがらない未芙由をホテルに連れ込み、二人は不倫関係となる。
雄太郎に弁護士を紹介してもらい、未芙由が頭を悩ませていた幸恵の遺産相続の件はあっさり終わった。
お金の力で悩みは消えたが、同時に大切なものを失ってしまった未芙由は弁護士事務所を出たとたん大泣きする。
ある日、美緒の部屋から知らない男が出てくる。
美緒の部屋には妊娠検査薬のレシート。尚子に知らせるよう仕向ける。そのことをきっかけに美緒に取り入る未芙由。
未芙由は知也から、妊娠の真実も聞かされるが黙っていた。
はるかが突然鹿島田家にやってくる。
未芙由を追い出し、自分がここに居座ろうとする魂胆だった。
うわべを取り繕うのがうまいはるかに未芙由は手こずりながらも雄太郎を利用して、長野に帰らせるよう仕向ける。
しかし、美緒の妊娠や杏子との別れ話などにつかれた雄太郎は未芙由。も長野に帰るようにいった。
突然長野に帰ることになった未芙由を誰も歓迎しなかった。
高校時代の先輩と再会し、ひかれるが、未芙由は東京に帰る決意をした。
仁美に妊娠騒動の真実を伝え、東京に帰る手助けをしてもらった。
無事東京に戻った未芙由は美緒が久子の家に引きこもっていると聞き、尚子に連絡する。
決定力が足りなかった。雄太郎に電話を掛けると横領の証拠隠滅中だった。
尚子に落ち着くまでいてほしいと言ってもらえるが、雄太郎が九州に転勤になったことで
またもや追い出されそうになる。
しかし大学の友だちと起業をめぐるトラブルを起こし、雄太郎の通帳を持った隆平を連れ戻したら住んでもいいといわれる。
未芙由の今までの苦労と、隆平を心配する気持ちに心打たれ、隆平は未芙由との交際を真剣に考える。
しかし、交際を知った雄太郎が尚子に今までのことを言い、鹿島田家で話し合いという名の修羅場を起こす。その際、裏切られたと感じた尚子は未芙由をビンタする。
未芙由はすでに鹿島田家は壊れていたことや、自分のほうが生きることに必死だと叫ぶ。
その言葉を聞き、久子が未芙由をかばい、晴れて未芙由は鹿島田家に入れることに。
しかし、その矢先、久子が脳こうそくで倒れ、介護が必要な体に。
献身的に久子の介護をする未芙由に久子は、『ウツボカズラのように、家という甘い蜜をしたたらせ、罠にかかるのをずっと待っていた、もう逃げられない』と言った。隆平を役所に入れ、介護要員もゲットした久子の思惑通りだった。
家を手に入れようとしていた未芙由だが、実は家につかまっただけだった。
その二年後、夢をあきらめ役所に入った隆平は未芙由と結婚する。
結婚式の日、雄太郎と別れ、吉岡と暮らしている自由になった尚子を見て、自由になりたいという気持ちが高まる未芙由。
そんな未芙由の気持ちを見透かした久子は、『逃げる?家に帰る?』と憎たらしく聞く。
未芙由は久子に一気にまくし立てる。
『戻ります。でも、忘れないでください。
それはあなたがかわいそうだから。息子も孫娘も、跡取りの孫も・・こんなひどい家族なのに、しがみつくしかないから。
尚子おばさんを見ました?すごい幸せそうでしたよ。あの家を出て。
なのに、あなたはあの家を出て行けない。だから、世話くらいしてあげるんです。でも、わすれないで。あの家よりいいものを見つけたらすぐに出て行く。あなたはあの家を守ってきた人だけど、私はあの家を手に入れた人間。どっちが強いと思います?』と言い、久子を黙らせ、強い目をしてチャペルへと向かった。
鹿島田尚子(大塚寧々)
大塚寧々(オオツカネネ)
生年月日:1968年6月14日 (49歳)
出身地:東京都
配偶者:田辺 誠一 (2002年〜)
身長:155 cm
本名、田辺 寧々旧姓、大塚
アストラル所属
日本大学藝術学部写真学科卒業
未芙由の叔母。
優しくほんわかしている性格。家族から感謝されたり、大切に扱ってもらえないことから家事などはほとんどしていない。
高級住宅街の豪華な一軒家に住む専業主婦。
外には働きに出てはいないが、NPO法人の保護猫のボランティア活動に熱心に通っている。
未芙由の母・幸恵と幼少期仲が良く、一緒に過ごしていた。
そのため、面識がないものの未芙由のことが不憫になり、鹿島田家に来るよう手紙を送った。
尚子をはじめとした鹿島田家の人間は、未芙由が実家からひどい扱いを受けてきたことは知らない。
未芙由を家に呼び、さらには未芙由の申し出から、家事までやってもらえることになる。
しかし姑の久子に文句を言われ、出て行ってもらおうとするが、翌朝気が変わった雄太郎が未芙由を家にいさせようという。交換条件に習い事か仕事をすることを尚子が提案した。
ある日、ごみの分別をしていると妊娠検査薬のレシートを見つける。
驚く尚子は仁美に相談する。未芙由のものだと決めつける仁美に影響される。
しかしすぐに美緒のものだと判明し、相手が知也だと知る。
仁美の家にいき、大喧嘩に発展する。謝りに来た仁美にも冷たくあしらう。
傷つく尚子を慰めてくれたり、久子から守ってくれた未芙由に感謝する尚子。
ボランティアに来なくなった仁美。
そこから急速に吉岡との関係が深まる。しかしそれは仁美から吉岡への指示だった。
それを知った尚子は飛び出すが、吉岡の思いを聞き、抱き着く。しかしその現場を未芙由に撮られていた。
妊娠騒動の真実を知った尚子は仁美に泣きながら謝り、立場が逆転する。
抱き合う写真を雄太郎に見せた未芙由。
横領、不倫、吉岡への浮気で破たんする夫婦関係。
尚子は仁美の家へ家出する。
そこへ雄太郎がやってきて、隆平の交際について苦言を呈し、未芙由との過去を暴露する。
鹿島田家で未芙由を詰問する。
裏切られたと感じた尚子は未芙由をはたく。
雄太郎とともに久子に追い出される。
のちにあったのは二人の結婚式だった。
雄太郎と離婚し、吉岡と人生を歩めたのはあなたのおかげかもしれないと未芙由に尚子は言った。その姿は幸せそうだった。
鹿島田雄太郎(羽場裕一)
尚子の夫。
妻をはじめとした、家族に興味関心がない男。
『妻がして当たり前』『何に金を使うんだ?』など、妻に尊厳を持たない少し古く、偏った考えを持つ。
尚子のやることなすことに興味を持たないか、いちいち嫌味を言うかのどちらかなので夫婦関係も冷え切っていた。
雄太郎いわく、『嫁は自分のために何かをしてくれない』らしい。自分は尽くさないのに、相手には求める自分本位な男。
それも相まってか、雄太郎は外に愛人・杏子を作る。
杏子は若く、雄太郎の靴を磨いてくれたりと尽くしてくれるので雄太郎は夢中だった。
しかし杏子と買い物をしてホテルに行った様子を未芙由は見ていた。
久子に未芙由を追い出すように言われた雄太郎はすぐさま未芙由を部屋に呼び出し、出ていくよう言う。
未芙由は昼間の不倫現場のことを言うと、雄太郎は未芙由に3万円握らせ、さらに追い出そうとする。未芙由は雄太郎に抱き着いた。
そのことがきっかけで雄太郎は未芙由を食事に誘う。その様子を杏子が見ていた。
食事の後、何も欲しがらない未芙由をホテルに連れ込み、二人は不倫関係となる。
雄太郎に弁護士を紹介してもらい、未芙由が頭を悩ませていた幸恵の遺産相続の件はあっさり終わった。
なにも欲しがらない未芙由に魅了され、杏子に別れを告げる。
しかししつこく食い下がる杏子。
そのうえ、美緒の妊娠事件が重なり、落ち着いて暮らしたくなり、あっさり長野に未芙由を返す。
その間に杏子の久子への不倫の暴露がきっかけで自身の横領についてばれてしまう。
そのとき未芙由から連絡がありすがりつくが、久子から見捨てられた雄太郎を未芙由は見限る。
そのまま転勤先の九州へ一人発つ雄太郎。
次に鹿島田家にやってきたのは隆平と未芙由が交際したとき。
尚子に今までのことを話し、未芙由の裏の顔について話す。
厳しく未芙由に詰問するが、未芙由の正論にぐうの音も出ず、すごすごと』鹿島田家から退散する。次に会ったのは二人の結婚式だった。
鹿島田久子(松原智恵子)
雄太郎の母親。隣の家にひとりで住んでいる。
未芙由が上京した日にインターホンに出るが、未芙由が事情を話しても冷たくあしらうだけで、そのまま放置した。
鹿島田家の名がけがされるのが嫌な久子は、雄太郎を引き連れ、尚子に文句を言いに来た。
尚子が未芙由に鍵を渡したことと、赤の他人が一緒に住んでることがいやだということ。
この鹿島田家の一番の権力者は久子で、みんなが言うことを聞くことがわかっていての行動だった。
何度文句を言ってもい続ける未芙由を疎ましく感じ、嫌味を言ったりことあるごとに追い出すよう仕向ける。
美緒や隆平が悩んでいることを、鹿島田家の家族よりも敏感に察知している未芙由に何度も情報を求める。
ある日、雄太郎の愛人杏子が家に貢物を持ってきたことにより、雄太郎の横領に気付く。
雄太郎の職場にすぐさま報告し、雄太郎の悪事は会社にばれてしまう。
それでも逃げようとする雄太郎に久子は家から出で行くように言った。
大学の友だちと、起業をめぐるトラブルを起こした際に、久子は未芙由に頼み、隆平を連れ戻そうとする。
そのことがきっかけで二人は交際に発展する。
交際を報告してきた隆平を連れ出し、『未芙由と交際するなら役所勤めすること』を条件に隆平に勉強させる。
うまくいったかとように思った。
しかし、交際を知った雄太郎が尚子に今までのことを言い、鹿島田家で話し合いという名の修羅場を起こす。
その際、裏切られたと感じた尚子は未芙由をビンタする。
未芙由はすでに鹿島田家は壊れていたことや、自分のほうが生きることに必死だと叫ぶ。
その言葉を聞き、久子が未芙由をかばい、晴れて未芙由は鹿島田家に入れることに。
しかし、その矢先、久子が脳こうそくで倒れ、介護が必要な体に。
献身的に久子の介護をする未芙由に久子は、『ウツボカズラのように、家という甘い蜜をしたたらせ、罠にかかるのをずっと待っていた、もう逃げられない』と言った。
隆平を役所に入れ、介護要員もゲットした久子の思惑通りだった。
家を手に入れようとしていた未芙由だが、実は家につかまっただけだった。
その二年後、夢をあきらめ役所に入った隆平は未芙由と結婚する。
結婚式の日、雄太郎と別れ、吉岡と暮らしている自由になった尚子を見て、自由になりたいという気持ちが高まる未芙由。
そんな未芙由の気持ちを見透かした久子は、『逃げる?家に帰る?』と憎たらしく聞く。
未芙由は久子に一気にまくし立てる。
『戻ります。でも、忘れないでください。それはあなたがかわいそうだから。
息子も孫娘も、跡取りの孫も・・こんなひどい家族なのに、しがみつくしかないから。
尚子おばさんを見ました?すごい幸せそうでしたよ。あの家を出て。
なのに、あなたはあの家を出て行けない。だから、世話くらいしてあげるんです。でも、わすれないで。あの家よりいいものを見つけたらすぐに出て行く。
あなたはあの家を守ってきた人だけど、私はあの家を手に入れた人間。どっちが強いと思います?』と言う。その言葉と未芙由の表情に顔が凍り付く久子。
そのまま久子は未芙由に車いすで押され、チャペルへと向かっていった。
鹿島田隆平(上杉柊平)
尚子の息子。大学生。
一見無関心そうに見えて、思いやりのある青年。
未芙由を気遣うようなことを言ってくれたり、感謝の気持ちや自分の素朴な思いなども伝えてくれる。
しかし、家族に対してはドライで、面倒なことに首を突っ込みたくない様子。
だからこそ、未芙由が率先して家族のトラブルを解決しようとしたり、声をかけているのが理解できないよう。
鹿島田家の跡取りとして久子に大切にされている。
大学の友だちと、起業をめぐるトラブルを起こしてしまう。
雄太郎の横領した2000万円の入った通帳とともに』姿をくらましてしまう。
その際、久子に頼まれ未芙由は隆平を連れ戻そうとする。
未芙由の今までの苦労と、家族のだれもが心配してくれないのに未芙由だけが自分を心配してくれていると心打たれ、隆平は未芙由との交際を真剣に考える。
しかし、交際を知った雄太郎が尚子に今までのことを言い、鹿島田家で話し合いという名の修羅場を起こす。
しかし隆平と久子は、雄太郎と未芙由の関係を知らないままで済む。
その二年後、夢をあきらめ役所に入った隆平は未芙由と結婚する。
鹿島田美緒(川島鈴遙)
鹿島田家の長女。私立高校に通う高校一年生。
未芙由や、家族に対してそっけない態度をとる生意気な女子高生。
そんな美緒が、幼馴染の知也と妊娠騒動を起こしてしまう。
きっかけは妊娠検査薬のレシートだった。
こんな時にもまっすぐぶつかってこない親に不信感を覚える美緒だが、親身になってくれた未芙由のアドバイス通り動き、知也が父親だとばれてしまう。
尚子と知也の母親・仁美の友情を引き裂くまでの事件に発展するが、実は妊娠の相手は知也でなく、貧乏なバンドマンだった。
半年もの間、美緒の部屋にこっそりと忍び込み、すごしていたよう。
知也にお金を渡し、堕胎契約書にサインさせたのだそう。
未芙由に心を開いた美緒はすべて赤裸々に話す。
やがて、仁美にすべてがばれ、未芙由がばらしたと感じ、一気に不信感を募らせる。
未芙由を追い出すと脅すが、久子に妊娠のことを知られ、交際相手と縁を切られてしまう。
そのままニュージーランドに留学することに。
未芙由と交際することになった隆平に未芙由には裏があると忠告する。
福本仁美(国生さゆり)
尚子の友人。尚子と同じボランティアで活動している。
お金持ちの尚子と引けを取らないような優雅なふるまいをしているが、家の中での生活は全く違う。
半額になったパンばかりの朝食に、出来合いの総菜。
夫とは冷め切っていて、別居状態。最後に帰ってきたのはいつだかわからないほど。
外ではキラキラした優雅な主婦を演じている仁美だが、そのうわべの生活を守るためにかつかつの暮らしをしていた。
未芙由が初めて鹿島田家にやってきた日に出会う。
その時、鹿島田家の土地面積を教えた。謎の雰囲気をまとう仁美。
ある日未芙由が雄太郎の不倫現場を目撃していたところを仁美が見ていて、未芙由がただただその現場を呆然と見ている姿を写真に撮っていた。
尚子がリビングを離れたすきに、鹿島田家の引き出しからお金を抜き取る仁美。
その様子を見て、尚子に言いつけるという未芙由に雄太郎の不倫現場の目撃写真を見せつけ脅した。二人はこの時弱みを握りあう仲になった。
ある日、家の中で妊娠検査薬のレシートを拾った尚子は仁美に相談する。未芙由のものだと決めつける仁美に影響される尚子。
しかしすぐに美緒のものだと判明し、相手が知也だと知る。
仁美の家にいき、大喧嘩に発展する。謝りに来た仁美にも冷たくあしらう。
ボランティアに来なくなった仁美。
そこから急速に吉岡との関係が深まる。しかしそれは仁美から吉岡への指示だった。
それを知った尚子は飛び出すが、吉岡の思いを聞き、抱き着く。しかしその現場を未芙由に撮られていた。それも仁美の指示だった。
仁美も未芙由からの情報で、美緒の本当の父親の写真を撮り、尚子に突きつけたことでまた優位に立つ。
雄太郎の横領と不倫をきっかけに家出した尚子を自宅にかくまう。
尚子が金持ちの夫・雄太郎と離婚し、貧乏人の若い男(吉岡)と人生を新たに歩むという決意をしたことをどう思うか、母・仁美は知也に問う。
知也は『勇気あるよね。』というと、仁美は『無謀っていうの。』という。
そんな仁美に対し、『母さんも勇気だしなよ。』と別居状態の父親との離婚を進める。
しかし仁美は、有利に離婚するためには〇〇するのがいい、などとペラペラまくし立てる。
今まで世間体を気にし、離婚に踏み切らなかった仁美が離婚についていろいろ調べたことを、知也は成長したとほめ、仁美を抱きしめた。
堰を切ったように大泣きする仁美。知也も一緒に泣いた。
知也の後押しとやさしさに、仁美は夫と離婚することを決意した。
斉藤はるか(玄理)幸司の後妻
未芙由の母・幸恵が亡くなって半年で、父・幸司と再婚するため斎藤家にあらわれた。
しかも未芙由の初対面の時にはすでに妊娠5か月だった。
幸恵が必死に闘病し、生死の境をさまよっているときすでに、幸司との不倫関係は築かれていた。
長野の未芙由の実家に転がり込み、生活し始める。
はるかのおなかにいた子供が生まれ、どんどん未芙由が邪魔になってくるはるか。
未芙由の弟・昇太のことはかわいがるが、いつまでたっても心を開かない未芙由のことはかわいがらずにいた。
とうとう未芙由を追い出す。たった三万円と荷物を少し持たせ東京にいる亡き母の親族のもとへと送り出した。
邪魔者の未芙由を追い出した後、幸恵が残した未芙由の貯金も勝手に使い、未芙由が相続すべき幸恵の保険金も勝手に使ってしまっていた。
未芙由に問い詰められ、『弁護士を通して』とはったりをかますが、本当に弁護士をたててきた未芙由に驚く。
自分は旦那が前妻と過ごしていた古い家をリフォームするお金さえないのに、弁護士費用を用立ててくれたであろう金持ち・鹿島田家に興味を持ち、未芙由に対し、ジェラシーを燃やす。
突然鹿島田家にやってきて、居座る。
未芙由を追い出し、自分が東京に住もうとする。雄太郎と未芙由の関係にも感づき、ゆすろうとするが、未芙由に指図された雄太郎によって長野に返される。未芙由も一緒に。
鹿島田家に影響を受けたはるかは昇太を私立小学校に編入させるため、未芙由の貯金を渡すように言う。
一度は断った未芙由だが、『昇太のためにだけ使って。それと、もう私の邪魔はしないで。』といい、東京に帰っていった。
一度、杏子に告げ口の電話はしたが、それ以外で関わることはなかった。
福本知也 (前田旺志郎)
仁美の息子。美緒の幼稚園のころからの同級生で、高校生になった今も美緒とは付き合いがある。部活のフェンシング部に所属しているが、部活には意外とお金がかかる。
部活で必要なお金があるといってもなかなか出してくれない仁美に憤慨しつつも、父親が帰ってこない現状を見るとしつこく食い下がるわけにはいかないと思ってしまう、優しい心の持ち主。
そのせいで、美緒からの堕胎契約書にサインするだけでお金をあげるという誘いにのってしまう。そのお金はフェンシングの部活のためだった。
仁美に連れられ、鹿島田家に土下座しに行ったりと尊厳を傷つけられる。
しかし、ある日事実を仁美がすべて知っており、そのことを美緒に伝えた。
鹿島田家の修羅場の後、尚子が金持ちの夫・雄太郎と離婚し、貧乏人の若い男(吉岡)と人生を新たに歩むという決意をしたことをどう思うか、母・仁美は知也に問う。
知也は『勇気あるよね。』というと、仁美は『無謀っていうの。』という。
そんな仁美に対し、『母さんも勇気だしなよ。』と別居状態の父親との離婚を進める。
しかし仁美は、有利に離婚するためには〇〇するのがいい、などとペラペラまくし立てる。
今まで世間体を気にし、離婚に踏み切らなかった仁美が離婚についていろいろ調べたことを、知也は成長したとほめ、仁美を抱きしめた。
堰を切ったように大泣きする仁美。知也も一緒に泣いた。
知也の後押しとやさしさに、仁美は夫と離婚することを決意した。
吉岡啓介(松本利夫)
NPO法人代表。尚子のボランティアの上司。
明るく爽やかで、動物のことになると熱く語りだす熱血な部分がある男。
尚子よりも一回りほど年下。ボランティアの仕事を生業としているため、生活に余裕はない。
仁美からのアドバイスで尚子からお金を出してもらえという指示に従い、尚子を喜ばす。
しかし尚子が真実に気づき問い詰め、自分の思いを伝えると、お金のことは魔が差しただけで、尚子のことを想っていると伝える。抱き合ったところを未芙由に撮られる。
雄太郎や未芙由のことで傷心の尚子に『ぜいたくな生活を捨てれますか?』という。
離婚を覚悟した尚子と、貧乏でけんかが多いながらも幸せに暮らしている。
鶴岡杏子(真木恵未)
雄太郎の愛人。本命の彼氏・秀幸もいる。
秀幸には雄太郎との愛人関係は公認で、むしろあっせんされている。都合の良い女に成り下がっていた。
雄太郎は若い杏子に夢中。杏子はホテルに行くと、雄太郎の靴を磨くのが習慣。
妻が何もしてくれない人だから、尽くしてくれる杏子の様子を見るのが好きだそう。
雄太郎はねだれば何でも買ってくれた。高級ブランドの服やバッグ。サプライズでほしかったアクセサリーをプレゼントしてくれた。
杏子がそっけない態度であしらっても、雄太郎はしつこく甘えてきた。杏子はそのようすをみて、よゆうをかましていた。
しかし、ある日を境に雄太郎は杏子によそよそしくなる。
今まで雄太郎を食事に誘えば必ずOKしてくれたのに断られる。
杏子は雄太郎の態度がおかしいと思い、雄太郎をつけ、未芙由の存在を知る。
邪魔な未芙由を追い払おうと、何度もバイト先に現れたりする。
結局雄太郎からわかりを切り出され、その後言われた未芙由の言葉にはっとし、鹿島田家に貢物を返しに行く。
久子にすべて渡した杏子は、『実家の資産で買ってもらい、すみませんでした。』と言った。
それを聞いた久子はピンとくる。
斉藤幸恵(芳本美代子)
未芙由の亡くなった母親。
『大丈夫。素直にまっすぐ生きていれば、絶対に誰かが助けてくれるから。』
というのが口癖だった。その口癖通り、とても素直で優しく家族思いのいい母親だった。
しかし実際は、自分が病床に伏せているときに夫の幸司は不倫していて、誰も助けてくれず、息を引き取った。
斉藤幸司(春田純一)
未芙由の父親。
妻・幸恵が病床に伏せているときにはるかと不倫をし、さらには子供まで作っていたクズおやじ。
幸恵の見舞いはおろか、一切の家事や、幼い昇太の世話もせず、面倒なことはすべて未芙由に押し付けていたろくでなし。
さらに、はるかと結託して、邪魔になった未芙由に少しの荷物とたった三万円の現金を持たせ追い出した。
鹿島田家は、幸恵の遠い親戚ということで付き合いはないが、金持ちということだけは知っている。
幸恵が未芙由のために残した貯金も奪い、さらには幸恵の保険金のことは未芙由に黙っていた。こどもである未芙由は気づかないだろう、とはるかと共謀して隠していた。
実の娘である未芙由に対し、全く愛を感じない非道な父親。
若い後妻のはるかにべたぼれで、すべていいなり。
鹿島田家に家出したはるかが長野に帰ってきたときは、はるかの機嫌ばかり取り、横にいる未芙由には無関心だった。
はるかの言いなりなので、昇太を私立小学校に編入させるとはるかが言ったとき、はるかとともに未芙由に金をせびった。
結果的に未芙由からお金をもらえるが、未芙由のごもっともな言葉に返すすべがなく黙りこくってしまう。
斉藤昇太(小林透弥)
未芙由の弟。まだ幼く大人の事情が理解できていないため、はるかになつく。
こどもらしい性格だが、時に残酷なことを言う。
鹿島田家に影響されたはるかに私立小学校に編入をすすめられ、昇太本人もノリ気なようす。
秀幸(鶴田亮介)
杏子の本命の彼氏。
杏子に雄太郎との関係を強要し、自分は甘い蜜を吸おうとするTHEヒモ男。
雄太郎から別れを切り出されたことや、雄太郎の新しい女(未芙由)のことを知るたび、杏子に雄太郎を離すなと、おちゃらけながらうまく転がす。
柿崎先輩(大和孔太)
未芙由の高校時代の部活の先輩で、かつて好きだった人。
母の死をきっかけに疎遠になってしまっていた。未芙由が鹿島田家から長野に帰されたときに偶然再会を果たす。
柿崎は高校卒業後、実家の酒屋を継いでいた。
最初はよそよそしかったものの、すぐに高校時代の記憶がよみがえり、二人は急接近する。
柿崎も未芙由のことが好きだった。
東京にも地元にも居場所がない未芙由に対し、自分が居場所になると抱きしめる。
一時は未芙由もその気になる。しかし地元でしか生きたことのない柿崎は、高校時代の楽しかった思い出話しかできない。本人はそれの何が悪いかもわからない。
未来の話を全くしない柿崎に辟易とした未芙由。柿崎は別れを告げられてしまう。
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